第七百七十一話 女心と秋の空
今回は早朝にずれ込みました、すいません。
不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。
ご迷惑をおかけ致します。
誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
憂鬱な日
R4・6・3(金)0930
エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
スガール特使の降伏勧告によってクダマツン国とヒカリノ国から条件を擦り合せる為に両国はNo.2クラスと事務方のトップが訪問と言う名のご機嫌伺いに訪れていた。
トクヤマン城の大広間にて両国代表はルビーメイと初顔合わせとなった。
両国代表は座して待つとナンシーンの声で平伏する。
「シューナーン国主 ルビーメイ様の御成(おな〜り〜♪)」
ルビーメイの表情は眼光鋭く険しかった。
ルビーメイ
面を上げぃ
一同が面を上げるとタンクトップに短パンの小悪魔的な爆乳エロガキが眼光鋭く座っていた。
ルビーメイ
遠路遥々、よくぞ参った。
クダンマツの筆頭家老にヒカリノ国の副将軍よ、歓迎する。
わらわがルビーメイである。
さて、固い話し口調はここまで、属国になると言う事での条件ね。
今まで通りです。
一同は困惑した。
ルビーメイ
今まで通りの組織に政策も同じ、ただ違うのは属国になった言う事だけです。
当然、属国が弓引けば、その国は火の海にします。
属国間での戦闘は禁止、シューナーン、クダンマツ、ヒカリノ間での交易税は廃止しつつ治安向上の協力関係を築いて欲しいです。
あと、数十年単位ですが農林水産業、商工業、警察機構、教育の抜本的改革をします。
細かな所は担当役に聞いてね。
何か質問はある?
ヒカリノ国 副将軍
恐れながら・・
ルビーメイ
はい、どうぞ
ヒカリノ国 副将軍
属国間での戦闘行為は禁止との事ですが・・他は?
ルビーメイ
一応、トクヤマンがヤーマングッチ帝国と同盟関係にあるのでそれを含めて、シューナーン、ヒカリノ、クダンマツが同盟を結んでいる所以外は・・切り取り放題、ただ報告を直ぐに上げないと没収します。
元々ヒカリノ、クダンマツ、トクヤマンはドンパチやってた同士、暫くは平和を満喫して見ては?
どの道、用意がいるでしょ?年内の自衛以外の戦争は禁止にしますね。
クダンマツ国 筆頭家老
平和?・・平和が訪れたと言うのか!?
涙に濡れる筆頭家老
クダンマツ国はシューナーン国とヒカリノ国に囲まれており南は海であった。
敵の存在が消えたのである。
ルビーメイ
どうしたの?
クダンマツ国 筆頭家老
失礼、平和な世など、幼少の時に少しだけ記憶にあるだけでして・・
ルビーメイ
存分に平和を味わってください。
余った兵は産業に回せば国力も安定するでしょう。
そこに伝令の兵が来る。
姫ぇ!船が、超巨大な商船が来ました!
ルビーメイ
お、来た来た。
ついでに見て行って、ここを拠点に同盟国、統治下間の交易路を海、陸と作って行くから
ルビーメイに連れられた使者達は驚愕の声を上げた。
ルビーメイ自体も驚いた。
正に超巨大商船が港に着岸作業に入る所であった。
多くの人々が見物に集まっていた。
険しい表情のルビーメイにナンシーンが尋ねる。
「何で機嫌悪いんですか?」
ルビーメイ
え?ああ、生理が重くて・・
ナンシーン
女の子の日だったんすね。
ルビーメイ(久米)に取っては初体験であった。
女性としてオケールさんを生きた経験があったが、既にあがっていたし若い女性として生きるのは初めてだった。
ルビーメイ(久米)
〔ああ、重い日ってこんな感じなのかぁ・・イライラするなぁ〕
これも生きるって事かぁ・・港に向かうとしましょう。
かすかに聞こえた話しで、ルビーメイの不機嫌が両国の代表とは関係ない事で筆頭家老と副将軍はホッとするのであった。




