第七百七十話 持つべき者は?
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誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
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推薦者多数!
前回からの続き
エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 クダンマツ国 国都
ルビーメイから手渡されたお手紙を持ったスガールは一っ飛びでクダンマツの国都にある王城の横に到着した。
西洋風の城の壁に体当たりをして壁をブチ抜く
場内は騒然となる。
トクヤマン城とは逆に西洋風の城なのにエルフ兵は日本の戦国時代の格好であった。
く、曲者じゃあ!出会え、出会え!
兵隊がキエーッと日本刀で切り掛かって来る。
スガールは普通に掴んで折っていく。
おのれ化け物め!
槍で一斉に突いて来るがボディで止めて、纏めて折る。
スガール
ふぅー、外交の特使なんだけど手荒いなぁ。
まあ、壁を壊して入ってるからね。
ずんずんと進んで行く。
真っ直ぐに壁をブチ抜き、警備が厳しくなる方へと進んで行くと二階の謁見広場に偉そうなのがいた。
玉座に鎧、兜に二本差しの戦国大名みたいなのが座っている。
スガール
えーと、王様?
王
如何にも、何奴じゃ!
スガール
はい、これ手紙、私は外交特使だからね。
取り巻きを払い飛ばし、王に手紙をグイっと渡す。
王
へ?外交特使?
王は手紙を読む。
内容は下の通りシンプルだった。
「 属国になれ! シューナーン国主 ルビーメイ 」
スガールは手紙の内容は聞かされていなかった。が、言われた通りに壁を打ち壊し前進し、セリフを言う
スガール
で?どうすんの?やんの?
王は力無くガクッと椅子に沈んだ。
スガール
あ、そうそう、今週中にトクヤマン城に来てね。
じゃあ、これからヒカリノ国に行くんで
そう言うと逆方向に壁を壊して出て行った。
王
くっ、シューナーン国は既に統一されたのか・・属国以外に道が無いでは無いか・・こんな事なら港の事なぞ捨て置けばよかった。
昼過ぎに出たスガールは夕方前には帰ってきた。
ルビーメイ
おつかれぃ!
スガール
終わったよ、両国とも城に来るみたい。
ナンシーン
と、言う事は?
ルビーメイ
戦争終了!
ナンシーン
はや!早過ぎじゃね?
ルビーメイ
えーと、スガールさんには褒美として港の好きな所に三百坪の土地をあげます。
えっと、道路や他人の土地はダメぽよだからね。
スガール
300坪?・・なんか商売しても良い?
ルビーメイ
うん、どうぞどうぞ。
何?食べ物屋さん、旅館とか、お土産屋さんとか?
スガール
フェリーターミナルやって良い?
ルビーメイ
フェリーターミナル?港湾事務所みたいな?
良いけど、フェリーの就航どころか漁船の一隻も係留されて無いけど?
まあ、良いや、じゃあさ、港湾管理やってよ。
あ、国土交通大臣に任命ね!
スガール
大臣って何?
ルビーメイ
えーと、国土交通役って事ね。
スガール
ああ、前の城の留守番・・えーと留守居役の役ね!
ルビーメイ
うんうん、そうそう。
ナンシーン
えー、ウチは役無いんですか?
ルビーメイ
ん?既に警察役だよ。
今は海の監視だけだけど、山も町も村も監視しつつ治安の維持をしてもらうからね。
ナンシーン
へー、警察役かぁ
褒美は?
ルビーメイ
まだ、何もやってないでしょw
議長
私も役があったりします?
ルビーメイ
うーん、唯一読み書き算盤が出来るから文部科学役ね。
あと、右筆の筆頭ね、代筆する人のトップ
どの道、人足りないから兵士や役人やその家族達もなんかの役に着いてもらう事になるわね。
あ!そうそう、参謀に軍師候補がこの地に向かってるって伝説者から連絡あったよ。
スガール
へー、伝説者の紹介って事は期待出来るんじゃ無いんですか!
ルビーメイ
うん、サワット・チュアムさん、アビィン亜里沙さん、水崎 叡さん、丸山 岬丸さん、林田 蒼楽さん、山根 舞子さんに藤井 智美さんの紹介です。
ナンシーン
ワァオ!伝説者全員じゃ無いですか?
あれ、もう一人いたかな?まあ良いや、これは期待出来るかも!
もう一人は目の前にいるんだなぁ、これが!っと心の中で呟くルビーメイ(久米)であった。




