第七百六十七話 軍師&参謀
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武闘派だけじゃダメ
R4・5・30(月)1200
エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
リヤカーに山盛りの保存食を乗せ帰ったルビーメイ達は留守居役を命じたスガールとランチを兼ねて報告を受けていた。
道中、嫌がる相手に半ば強制的に乾パンとの物々交換で味噌を手に入れた。
それで味噌汁を作り、米を炊いた。
味噌汁の具は草原に生えていた春菊を採取しておいたのを使用した。
固いパンと水に比べれば、食事情はかなり改善されたが、未だ、一汁一菜で有った。
ルビーメイ
みんなで食べよう!議長もこっちに来て
議長
あ、はい、頂きます。
ルビーメイ
スガールさん、変わりは無かった?
スガール
なんか、賊が食糧寄越せってきたけど返り討ちにしといたわ。
武装解除させた時に戦利品として武具をゲットしたの
その中に包丁も有ったのはナイスでしょ。
ルビーメイ
おお、さっすが!
ナンシーン、港の方で監視小屋を確保しといて、商船がこっちに向かってるらしいから。
そう言いながらスマホのメールを見せた。
ナンシーン
え、マジ!?略奪しても?
ルビーメイ
ダメでしょ!それじゃ二度と来なくなるじゃん。
東西の黒の女王様や丸山さんに無理言って頼んでもらったのに
あ、後、スガールさん、ウチに売るものがないから、悪いんだけど、山の方から木材用に木を10本くらい摂って来てくんない?
スガール
了解、午後にでも摂ってくるね。
ナンシーン
食後は小屋になりそうなの見に行くかぁ
ルビーメイ
今、戦力上、我々に足りない物が有るんだけどさ。
わかる?はい、議長!答えてください。
議長
え!?えっと、戦力上ですか?
姫とスガールさんさえ入れば問題無さそうですが?
ルビーメイ
ナンシーン、わかる?
ナンシーン
わかる訳ないですねw
スガール
ひょっとして、文官と言うかその纏め役とか?
ルビーメイ
おお!かなり良い線、やる〜!
我々に必要なのはズバリ、軍師とか参謀!
アレもコレも専門外が考えるのは無理、外交も内務もそうだけど専門職が必要じゃない?
議長
確かにそうですね。
専門職の方がいた方が運用上、スムーズになるでしょうね。
ルビーメイ
人は城、人は石垣、人は堀って言うくらい重要なんです。
スマホを使って伝説者の皆さんやその回り人に、軍師や参謀を紹介してもらおうって魂胆です。
で、今日から議長が事務長ね。
議長
え!私はシューナーンには帰れないのですか?
ルビーメイ
何いってるの?
シューナーンの国主が私で、トクヤマン城もシューナーンなんだからここで勤務ですよ。
議長
あ、はい・・了解致しました。
ルビーメイ
まあ、腐らずに頑張って!その内、重要なポストにつけるから。
商工業や農林水産業や諜報部門の担当も欲しいなあ・・あっ!あの人に連絡を取ろう!
ルビーメイ姫の人集めが、今、始まる。




