第七百六十四話 実働派悪役令嬢
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ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
反攻戦
R4・5・27(金)1105
エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国
ルビーメイは略奪する為、前回攻め込んできたシューナーン国の政府庁舎の前にきていた。
ナンシーン
姫様、スガールさんを留守居役として置いてきたのは失敗じゃ?
ルビーメイ
彼女は目立ち過ぎるし、強過ぎるから留守番でOK
ナンシーン
強過ぎって十三人しかいないのに戦力調整ですか?
あははw、感覚がおかしくなりそう。
ルビーメイ
目立たず、武器も持って無いからここまですんなりこれたしね。
まあ、私は面がわれてるから帽子を深々と被って流けどね。
ナンシーン
まあ、チューゴクゴクの悪女って言えば誰でも知ってますからね。
ルビーメイはダボっとしたジーンズにロンT、そしてこの辺りの地方では由緒正しいとされる赤い帽子にCのマークが入った物を被っていた。
ナンシーン
武器も何も持たずに着いてしまいましたね。
どうするんすか?
ルビーメイ
どうもこうもみんなで乗り込んでお偉いさんを拘束し、戦後賠償金と言う名の身の代金を請求するだけだよ?
丁度、会議中らしいじゃん、天は我らに味方してるって事だね。
建物に入る所で警備の二人組に呼び止められる。
警備員B
ちょっと、ちょっと!
お嬢ちゃん、こっから先は立ち入り禁止だよ!
警備員A
ったく!困るなぁ、大人が付いていながら!
気をつけてよ。
ルビーメイの高速ボディブローが二人に入る。
兵士が素早く警備員を建物内のソファーに寝かせる。
ルビーメイ
うん、順調、順調!
どんどん行こう!
6階建の建物をどんどん進む、最上階の会議室の手前に着くと警備員がどっから来たの?
ダメだよ、立ち入り禁止何だから!
ドスッとボディでダウンさせると横の扉を開けて投げこもうとすると警備員の控え室であった。
6名の警備員達が一気にルビーメイを見る。
ルビーメイ
あ!えっと、この警備員さんが急に倒れて!
警備員
え?どうしたんだとワラワラと寄ってくるとボディブローが炸裂する。
ルビーメイ
ふー、焦った!
結果オーライね。
お!刺又や警棒が有る。
みんな、ここで武装を整えて!
兵達とナンシーンは警棒を手にし、刺又は、ルビーメイが手にした。
ルビーメイ
じゃあ行くよ!
会議中と札の付いたドアを「ドン!」と蹴り開く!
会議中の議員の中にいた議長が声を挙げる!
「何だ、お前は!会議中だぞ。警備は何をやってる!」
ルビーメイは深々と被った帽子のつばの部分をクルっと後ろに回す。
ルビーメイ
随分なご挨拶じゃ無い?
攻め込んで来といてさぁ!
わざわざ賠償金をもらいに来てあげたってのに
議員1
うぇー!あれは、チューゴクゴクの悪女!
議員2
なに!?アレが一騎当神か!
ルビーメイ
お前達、やっておしまい!
兵達がアラホラサッサと警棒で議員達をタコ殴りにしていく。
出入り口はナンシーンが封鎖した。
そして、議会を制圧したナンシーンは議長を刺又の棒の部分で突きながら議題を言わせる。
議長
と、トクヤマン城への戦後賠償金の話しを始めます。
戦後賠償金は・・?
ルビーメイ
一億円ね!
議長
えー!一億!!
そんな無理!
ルビーメイ
今月中に支払う
ダメならシューナーンは合併って事でw
議長
そんな無茶な!
ルビーメイ
はい、決を採る!
賛成は挙手!
兵達が手を挙げない議員を警棒でどつく!
ルビーメイ
はい、全員賛成ね。
書記は議事録書いてねw
いきなりの無理難題に応えれる筈も無く、実質、シューナーン国はルビーメイの統治下に置かれたのであった。
ナンシーン
おお、シューナーン統一!
早すぎて草生えるw
ルビーメイ
よーし、食糧集めて帰るよ。
議長は荷台引きね。
議長
えー!そんなぁ
こうして、怪我人は出たものの死者ゼロと言う快挙の下にシューナーン討伐戦は終了したのであった。




