第七百五十六話 犯(や)らせはせんよ!
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夜の攻防
前回からの続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国
ヤッスエーン帝王はルビーメイの予想通り、晩餐に参加し、そのまま一泊して翌朝帰るとの事であった。
応接間にて晩餐会が行われた。
日頃、水と固いパンばかりなのにほかほかの麦入りご飯に焼き鯖に薄くない味噌汁には豆腐と長葱になめこ、鶏の唐揚げにすだちが添えられ、デザートに外郎まで出た。
ヤッスエーン帝王
うむ、なかなかどうして、美味であった。
特に米!新米かね?
AK・カツミン
米は姫が用意してくれた新米です。
ルビーメイ
〔隠してた米が接収された?・・いつの間に!〕
ヤッスエーン帝王
であったか、ムッフー!姫の愛を感じるのぅ。
ルビーメイ
喜んで頂き幸いで御座います。
〔クッソ、米返せ!って言うかさっきから横乳見てんじゃねーぞ、ロリ豚!〕
ヤッスエーン帝王
いやー、今宵は良き日じゃ、両国の結び付きがより強固になったのぅ
のう、AK・カツミン殿!
AK・カツミン
で、ありますな・・ん、うん、姫よ
戦後の処理等で人手が足りなくての、その、何じゃ、姫の寝室の警護が今日だけは不在なのじゃが・・迷惑をかけるの、すまぬ。
ヤッスエーン帝王の鼻が伸びる。
「ぶっひひひ」
ルビーメイ
〔戦国の習いとは言え、こいつ、娘を売りやがったな!〕
眠れぬ夜になりそうです。・・
むかつきながら、食後のデザートの外郎を口にする。
ん、これは?
ここでルビーメイでは無く、久米の記憶が思い出される。
久米は名古屋の生まれだった。
そう、名古屋銘菓と言えば外郎である。
ルビーメイ
〔何だ、食感が違う?〕
実は山口県と連動してヤーマングッチの地は外郎が銘菓である。が、名古屋とは製法が違うのである。
聞けば、わらび粉を使用するとの事であった、対して名古屋は米粉である。
ルビーメイ(久米)は食感の違いを楽しみつつ、名古屋の街並みを思い出していた。
大須の商店街、名古屋港、七ちゃん、スパイラルタワー、名古屋ビルジング、名古屋ドームに名駅周辺・・
そして食後、自室でホットパンツ、タンクトップの身軽な格好に着替える。
既に、お付きのナンシーンも護衛の兵士もいない。
ルビーメイ
両国の関係?知るか!
大人しく犯られてたまるか!
あのブヒブヒってひょっとして強いとか?
念の為に何か策を練らないと・・
数分後、ルビーメイは援軍の宿営地に来ていた。
無防備な格好のルビーメイに兵士達が騒めく
だが、一国の姫君であり、帝王が狙っているのを知って遠目で見ているだけであった。
ルビーメイ
兵の皆さんの慰問に来たんだけど、誰も相手してくれないの?
一人の兵が問う
お相手とは?
ルビーメイ
一対一で私に勝ったら何でもしてあ・げ・る・♡
一人の兵が歩み出る。
今の言葉に二言は無いのであろうな?
ルビーメイ
うん、いいよw
好きにしても
兵士がルビーメイに飛びかかる。
ルビーメイはサイドステップで交わしつつ裏拳をこめかみに打ち込む
ルビーメイ
あったぁ!
兵は一撃で崩れ去った。
ルビーメイ
ストレス発散にはいいでしょw
ねぇ、早く火照った身体を早く鎮めてよ
兵達が次々に挑むがワンパンで沈んでいく。
兵達が口々に言う「やべーぞ、めっちゃ強くね?」
20名ほどをのばした所で侍大将が出てくる。
侍大将
おイタが過ぎるな、少し世間の厳しさを教えてやろう!
ルビーメイ
初めてだから優しくしてね♡
ナメるな!と侍大将が飛び蹴りを仕掛ける。
ルビーメイは冗談受けで刎ね上げて侍大将を転ばすと脇腹に足刀蹴りを入れるとゴキンと数本の骨が折れた音がする。
侍大将
グワッ!肋骨が
ルビーメイ
舐めてるのはどっちかな?
飛び蹴りって不意打ちや実力差が無いと入ら無いんだけども?
さあ、見せてよ!ヤーマングッチ国軍の実力とやらをw
一方その頃、姫の寝室で必死にルビーメイを探すヤッスエーン帝王であった。
参照
外郎
https://kitanokashi-kafuu.com/ういろうとは?発祥の歴史や名産地について解説/




