第七百五十三話 連戦の予感
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戦後
前回からの続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国
戦が終わり片時の平和が訪れた。
アマンノン
フゥ、変な言い方だが籠城戦は圧倒的勝利に終わったな
ナンシーン
攻められて圧倒的ってのが変じゃね?
まあ、被害は第一の門、冠木門が痛んだだけで死傷者ゼロってのは圧倒的勝利?
丸山
しかしこの死体の山、どうするんじゃ・・供養だけでもかなりの時間が掛かるのぅ
〔防衛とは言え、やり過ぎの感はあるが仕方が無いか〕
ルビーメイ(久米)が戻って来る。
ルビーメイ
お疲れー!
終わった、終わった。
一旦、王にご報告に行こうか、みんなの殊勲も伝えないとだし。
ナンシーン
そうそう!初陣にして勲功の二番手かも!
〔この際、姫の中身が誰でも良いや!先ずは褒美、寄越せだし〕
ぞろぞろとルビーメイは、アマンノン、丸山、ナンシーン、弓兵の10名、初手の石集め7名の兵、合計20名を連れて王に報告に向かう
奥座敷に座るAK・カツミンはアマンノン達を見ると立ち上がり、近う寄れと招き入れる。
AK・カツミン
今回の働き、誠に見事である!
先ずは、叔父上、戦功者の報告を頼む。
アマンノン
今回の殊勲第一はルビーメイ姫である。
「一騎当神」の名に偽り無く、敵のほぼほぼを倒した。
二番手は姫の腹心である
ナンシーンである、初手から終始現場の指揮を摂っていた。
残り全員が三番手であると感じた。
AK・カツミン
で、あるか・・三番手の勲功者には追って沙汰致す。
ご苦労であった、下がれ。
「ははぁ!」と兵達は下がっていく。
AK・カツミン
ところで、ルビーメイ姫よ。
そなたは何者か?
ルビーメイ
〔やっぱりやり過ぎたか?うん、知ってた・・しゃーなしだな、面倒いのは嫌だからスパッと行くか〕
先ずはルビーメイ姫は亡くなっている、その体に降臨している。
AK・カツミン
!・・であるか。
いつ、亡くなった?
ルビーメイ
ナンシーンと共に掠奪・・調達中の攻撃で亡くなった。
AK・カツミン
そうであったか・・その働きを見る限り悪しき者では無いと信じたい。
アマンノン
それに付いては補足しよう。
御降臨されし方は人成らざるモノではあるが神々に連なる一柱である。
AK・カツミン
神々の輩であるか!?
どう接すれば良いのか考えが及ばぬ・・
ルビーメイ
多くの事が有り、困惑するのは当たり前です。
ルビーメイとしての記憶も有ります、難しいと思いますが以前と同じ様に接してもらえれば幸いです。
AK・カツミン
善処しよう・・
〔いきなり神様に娘同様にって言われても・・〕
そこに急報が入る
兵α
北部より進撃してくる兵団有り!
その数、およそ2万5千!
AK・カツミン
な、何!
どこの兵か調べろ!
アマンノン
む、連戦か?これはキツいな
丸山
終戦間際に攻め込んで来るのか!
風雲急を告げる連戦の気配に気落ちしそうになるが、友軍である事がわかる。
兵α
ご報告致します、進撃してくるのはヤーマングッチ国軍で有ります。
AK・カツミン
同盟国のヤーマングッチか・・弱った所を狙ってきた可能性もある!気を許すなと城内に伝えよ!
敵か味方か新たな軍勢は城を目指してゆっくりと進んでくるのであった。




