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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第五章 伝説の武器とダンジョンと宝物
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第七十四話 大蒜パワー

お刺身


大将

すまんね、みんな、お嬢の事となると皆、我が子の様に心配になってね。

ちょっと、いじめ過ぎたね。


悪かったと大将は言うと、座敷が空いたからと奥へ通される。

既に煮立った鍋と新しく、お茶、おしぼり、お箸がセットされていた。

応答によるプレッシャーで喉が乾き、熱めのお茶を流し込むと、喉にカテキンを感じる気がした。


おしぼりで額の汗を拭くと少し落ち着いた。

「ふーっ」、緊張した。

お父さん、お母さんがいっぱいだね。


ふふっ、そうなの、みんなに良くして貰ったから皆さんの為になりたくて探共(たんきょう)長になったんだよ。


へー、疑問なんだけど、探共(たんきょう)長って職員からなるもの?


私は違うけど職員からなる方が半数って所かな?

探共(たんきょう)長のポストに空きが出ると探共(たんきょう)長選抜試験が有ってね、それで決まるんだよ。

もっぱら、面接がメインになるんだけね。

私の場合は前探共(たんきょう)長に推薦されて、そのまま交代って感じね。


失礼します。と刺身の盛り合わせとほかほか御飯がお櫃(ひつ)で運ばれてくる。

こちら、サービスです。とお調子とお猪口のセットがテーブルに置かれる。

冷やの日本酒だった、だがいにお猪口に注いで乾杯をする。

渇いた喉に染み渡り、身体中にアルコールが巡るようだ。

しかし、気疲れした、乾坤一擲の大勝負の後のようだw


刺身から手を付ける。

城下カレイ、関サバ、関アジ、虎ふぐとキューシンズ大陸北部の魚が舌を踊らす。


彼女が味噌牛モツをよそってくれる。

ニラと大蒜(にんにく)スライスをたっぷりめだった。

暖かい、味噌大蒜のフレーバーと韮(にら)のシャキっ&ぷりぷりの牛モツの歯応え、舌触りに唸る。


旨い!暖かさが胃に染み渡るようだ、米を掻き込んでしまう。


気にいった?


あぁっ!最高、美味です。


刺身はどう?


うん、どれも美味しい!特にふぐ刺の歯応えと噛むほどに旨味が出るのが、凄いね!

薄めの刺身なのに虎ふぐのポテンシャルの凄さ!

美味しい。


笑いながら、空いた御茶碗にお櫃(ひつ)から御飯を入れてくれる。


カッスンガーって女子力高いんじゃない?


あれ、今更気付いた?

こんな良い女、他には居ないんだからね!大事にした方が良いと思いまーす。


大事にしまーす。


よろしい!で、さっき、未だに信じられないけど、アーベン神(しん)の話しと、強くなりたいって言ってたのがリンクするの?


うん、そうだね。

俺の住んでた国、いや、俺がいた世界が終了しようとしてるんだ・・今は保留状態なんだけども、再戦時にアーベン神(しん)を満足させる戦いが出来ないと終了してしまうんだ。だから、強くなれるヒントがあるなら何でも良いから知りたい。


・・なるほどね、わかったわ!明日の18時に家の近くの公園、この前みんなで待ち合わせした所ね。

あそこで待ってて、伝説者(レジェンダー)の貴方には勝てないけど、技術を教える事が出来る人を用意するわ。


ありがとう、明日の18時に公園ね。

無理言ってごめんね。


気にしないで、その代わり今夜も優しくしてね。とウインクするカッスンガーだった。


だから、ニンニクスライス多目なのか・・w

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