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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第二十一章 新生
734/958

第七百三十四話 逃げ出した王子

不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。

ご迷惑をおかけ致します。

誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

船の旅



R4・4・27(水)1530

ヤポーネの世界 エリア ナンセイン オーキナーゼンの地 


丸山一行の乗った魔法高速船は順調に海を進み、早朝からエリア ナンセイン オーキナーゼンの地に入っていた。


経由地のミヤコジマン国の港に着き、人々が乗り降りするのを甲板からアマンノンはボーッと見ていた。


アマンノンは丸山一行とは違い、書類の作成等に追われる事も無く、時間を持て余していた。


アマンノン

時間に追われずボーッとするなど初めての経験だな。

丸山3尉達の邪魔も出来んし、これが正解か・・


船は次の寄港地へと進み出す。


アマンノン

時間がゆっくりと流れる・・ふっ、正に船旅の醍醐味だな。


気付けばマッツンダー事務官が甲板に出ていた。


アマンノン

お、気分転換かね?


マッツンダー

はい、一区切りついたので

そう言えば、アマンノン陸将は初めて帰省されるんですね?


アマンノン

ああ、戦続きの不毛の場所さ、今回も勧めて貰わねば寄る事も無かっただろう。


マッツンダー

そうなのですか・・郷里のお話しでもと思ったのですが。


アマンノン

いや、良いんだ、気にしないでくれ。

そうだな、折角だから聴いてくれ給え


そう言うと身の上話しをポツリポツリと話し出す。


アマンノン

私の実家は旧トクヤマン国で今はシューナーン国の一部になってるんだ

我が父は国主でだったのだが荒れる国土に疲れ果て早期に引退して当時まだ10代の私に家督を継がせようとしてね。


マッツンダー

え?王族と言う事ですか!?


アマンノン

そうなんだが、荒れ果てた土地、終わらぬ戦、食糧難、政治も機能しておらず、税の徴収と言う名の民からの略奪、遠征と言う名の略奪戦争を仕掛けては仕掛けられ、常に暗殺にビクビクしながら暮らしていた・・正に生き地獄だった。


マッツンダー

生き地獄ですか・・


アマンノン

で、飛ぶ出して自警官になったんだ。

幸いにして防大に受かり首席で卒業出来た。

で、陸将になった。が、キツかったが故郷で暮らすよりは天国だった。


マッツンダー

そうだったんですね。

ご両親はご健在ですか?


アマンノン

あんな環境下だ。

無理が祟ってとっくにさ・・それで今回は墓参りにって思ったんだがね。

私の代わり王家を継いだ甥っ子がシューナーン国の統治下に入った後に分離独立を訴えての革命戦争中なんだが、内容は山賊、海賊行為を行っているだけさ。

出来れば会いたく無いのだが、そうもいかんだろうな。


マッツンダー

あまり仲がよろしくないのですか?


アマンノン

いや、そうでは無い。

環境や土地の呪いとでも言うべきかな。

甥っ子が私を見て思うは王位取り戻しに帰ってきたのでは?となるだろう。

こっちとしては逃げ出してまで捨てた王位継承権モノなのだがね。


マッツンダー

正に人に歴史有りですね。


そこに丸山がやって来た。


丸山

お!いたいた。

二人共、探しましたぞ。

夕食の時間です、みんなが待ってますぞ。


アマンノン

もうそんな時間か!

いやー、ついつい話し込んでしまった。


夕食をゆったりと美味しく、お腹いっぱい食べれる事が如何に幸せな事なのかを噛み締めるアマンノンとマッツンダーの二人であった。

参照

宮古島市

https://www.city.miyakojima.lg.jp

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