第七百二十二話 タコパ
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週末のナイトパーリー
R4・4・15(金)1930
ヤポーネの世界 エリア カンサイン オッキナサカの地 オッキナサカ国
寄席に出演していたお笑いコンビ「黒の女王」は拠点にしているクノールン商会オッキナサカ支店に戻っていた。
明日は久々のOFFであり、今夜はナイトパーリーをこれより行う手筈となっていた。
亜里沙は小麦粉をこねていた。
チュアムはキャベツをひたすら細切れにしていた。
マサンヒトンは茹でたタコをぶつ切りにして行く。
ヒーデキンは各種ソースに醤油、塩、塩胡椒に柚子胡椒と様々な味付けの準備をしていた。
そこにケイジーンが戻ってきた
ケイジーン
買うてきたで、マヨネーズ!
どれがええか分からへんから色んなメーカー買っといたで。
ヒーデキン
へー、マヨってこんなにメーカーがあるんだ。
マサンヒトン
ほう、Q社にA社にS社、この辺りは大手ですな。
チュアム
あ、わさびマヨがある!
これは試して見ないとね。
亜里沙
純粋にかけて見たいかも?
ケイジーン
あったまったで!
いつでも焼けんで。
たこ焼き用鉄板から熱気が上がる。
チュアム
A社から行ってみる?
皆が頷くとチュアムは鉄板の凹みにA社のマヨを入れて行く。
パチパチっと跳ねる。
そこにタコをマサンヒトンがポンポンと入れて行くとその後をチュアムが練った小麦粉をジュー、ジューと少し入れる。
直ぐさま亜里沙がキャベツの細切りをパラパラと入れて行く
ジュワーっと焼けてくるとケイジーンがたこ焼き用ピックでクルンクルンと回転させていく。
ヒーデキン
どのソースにしようかな?
亜里沙
私はヒロシマンの地のOソースにしよ!
チュアム
うーん、じゃあトークシーマンの地のKソース!
ケイジーン
最初はやっぱり自分は地元のIソースで行かせてもらいますわ。
マサンヒトン
自分はナゴヤーンのKソースにしてみよう。
ヒーデキン
では自分はヒョーゴンのOソース・・いや、やっぱりテイトンのBソースで!
少し肌寒いフライデーナイトにジュージューとタコパは身体も心も暖かくなる。
亜里沙
って言うか材料多過ぎw
ケイジーンさん、残ってる店員さんとか呼んであげてくださいよ。
チュアム
うん、それ、いい!
みんなで食べよう!
ケイジーンが大声で呼ぶ
みんな、たこ焼き食べにお出でや、女王様が焼いてくれる言うてるで!
残っていた店員6名が御相伴に預りにくる。
店員の一人がヤカンで黒烏龍茶を沸かす。
ヒーデキン
熱いたこ焼きに熱いお茶!きくぅ!
ケイジーン
安いし、腹持ちええし、あったまるし、うまい!
粉物は最高やで!
マサンヒトン
全くですね。
額に汗を滲ませてジュージュー、ハフハフとたこ焼きパーティーが盛り上がっていくのであった。




