第七十二話 Hの次にI(愛)がある?
一流の証
着替え終わり、ベッドに座りカッスンガーを待つ。
彼女は鏡台に裸で座りながらで髪をセットし、化粧をしている。
汗をかくから冬以外は何時もこのスタイルらしい。
化粧やヘアーメイクやドレスアップは一流の女性にとってのルーティンである。
時間が掛かったりするのは仕方がない。
ルーティンがしっくり来ないなら、時間の許す限り、しっくり来るまでルーティンを繰り返す。
一流の武格者やスポーツ選手なら当然、誰でもやる事である。
正座だったり、黙想だったり、体操、柔軟、ウォーミングアップと様々である。
社会人男性でも休みなのに朝に髭を剃ったり、漫画家や小説家や記事を書く記者が歩きながら思案したりするのもルーティンである。
水崎はルーティンを邪魔するのを嫌う、何故なら自分が邪魔されると非常にイヤだからである。
待ってる間にステータスチェックを始める。
ステータス
水崎 叡 レベル11 男性 31歳
体力65 知力71 力83 速さ59 魔力38 防御97
装備
聖地アキバの木の棒、アーベン神特製プロテクターセット
称号
リーマン 一級・剣道 初段・少林寺拳法 二段
近視 三段・乱視 二段・NEW! 怒りん坊 初段 → 怒りん坊 一級・NEW! スケコマシ 初段 → スケコマシ 二段・NEW! パリピ 初級 → パリピ 一級・NEW! ヒモ 10級
特殊称号
初物食い(バージンキラー)
特殊スキル
アーベン神の祝福(若返り)、アーベン神の加護(装備瞬間脱着)
アキーエ神の祝福(仮)、アキーエ神の加護(仮)
変動が有る・・なんと称号のランクが下がってる。
怒りん坊が初段から一級になってる。と、言う事は他のもランクダウンが有ると言う事じゃないか!
怒りん坊や近視、乱視は下がっても良いが、剣道や少林寺拳法は下がるとヤバイぞ、元々、アーベン神と再戦する為にレベルアップしなければならない。
その為の異世界転移なのに弱くなる可能性がある?
水崎は思い違いをしていた、コッチで恋人や友人も出来たし、のんびり暮らすのも良いかな?と
オレは馬鹿だ、日本が世界が地球が終了するんだぞ!
ルーティンが落ち着いた所のカッスンガーに声を掛ける、剣術や剣道、いや武術でも格闘技でも何でもいいんだ!教えてくれる人って知ってる?
ん、どうしたの急に?
いや、俺はもっと強くならなきゃいけないんだ。
技術だけでもと思ってさ。
ふーん、事情有りか、頑張り屋さんなのね。
心辺りはあるから、後で紹介したげる。
支度しながらもう少し待ってね、と言う。
うん、そう言いながらステータスを見る。
スケコマシとパリピが上がり、新しくヒモが十級か、確かに世話になるんだが、反映早いなぁ!
彼女か準備万端に仕上がり、腕を組んで外出する。
御免なさいね、待たせて。
いやいや、立場上、人目もあるし、仕方が無いよ。
で、マイ プリンセスはどこに行くのかな?
ワァオ!マイ プリンセス、良い響きね。
にこやかになった彼女は私の大好きなモノとだけ言うと語りだす。
自分が15歳でデビューし、魔法の力も有り、炭鉱跡の新しい階層や隠し部屋、財宝等を見つけて直ぐに炭鉱跡小公女って言われてからはTPOには気を使っているの、探共長になってからは尚更ね。
様々な付き合いが有るけど肩書きのある方ばかりになり、同世代はいなくなっちゃた。でもね、そこに貴方が現れたの年もそんなに離れて無いし、強くて、伝説者と言う肩書きがあり、私が隙を見せれて、甘える事が出来る人
公表もしたし、誰も反対しない。
今の心境はね、やった〜!だよ。
上手く行き過ぎて不安になる位、幸せぃ!
そう言うと組んだ腕に体を押し付けてくる。
俺なんかで良いの?って感じ、カッスンガーのやった〜!が永遠に続く様に頑張らないとね。
期待してるわ、だから今は先行投資、一緒に暮して、御飯も一緒ね。
私が出して上げるから、やった〜を倍にしてね。
頑張ります、倍と言わずに三倍にしますよ!
ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!
何それ?おっかしいの、じゃ、私もヤッター、ヤッター、ヤッターマン!
周り人々からリア充死ね死ねビームを浴びさせられるが、ラブラブ波で跳ね返す。
二人だけのスウィートでお花畑な世界が広がってゆく・・




