第七百一話 ついでに
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魔法高速船
R4・3・25(金)1030
ヤポーネの世界 エリア ナンセイン諸島 オーキナーゼンの地 ウマルチャン国
台湾行きの定期航路の船を待つ藤井 智美は懐かしい顔に出会う。
彼女は近場の簡単な配達の依頼を数件こなし探共で依頼を見ていると声を掛けられた。
?
本当にお久しぶりです!
藤井
え?
丸山さんじゃないですか!
アサヒンカワにいる物だと・・なんでオーキナーゼンに?
丸山
いやー、仕事で台湾へ向かう途中なんじゃがここで一泊して、山根の嬢ちゃんに挨拶もしとかないと!と思ってな。
そこに山根が偶然通る。
山根
え?丸山の爺さんじゃねーか!
ウマルチャンで何やってんの?
丸山は事務方の代表として挨拶にきた空幕のマエヤス事務官を山根、藤井に紹介する。
丸山
で、物は相談なんじゃが今日、泊まってもいいかの?
山根
ああ、勿論いいぜ!
色々と積もる話もあるしな。
事務方の引率って事は台湾行き?
丸山
その通りじゃ!で、台湾の統治者の山根の嬢ちゃんに挨拶をって事じゃ
今日の宿が確保出来たから他の事務方の者を呼んで来る。
そういうと丸山はとんぼ返りして行った。
山根
丁度いいんじゃね?
智美、乗せて行ってもらえば?
藤井
え?防衛省のチャーター船に?
山根
なあ、あんた
マエヤスさんだっけ?探共のグレードは?
マエヤス
え?自分はG3です。
山根
乗せってもらえねぇか?
ただってのもアレだし智美があんたに相乗りの依頼を出すって事で受けてやれねぇかい?
マエヤス
〔本来なら公務執行中って事で断るが・・相手は台湾の実質的支配者で伝説者で丸山3尉の知り合い〕
ええ、いいですよ。
藤井
いいんですか!有難う御座います。
じゃあ、早速依頼を出すので、お受けください。
こうして藤井は台湾への道を、マエヤスは山根の機嫌と好感度を、山根は藤井へ援護射撃を行ったのであった。
そこに丸山が他の事務方を引き連れて戻るが3人共居ない。
丸山
あれ、どこに?
あ、いた、いた。
山根に紹介し終えると探共長のザックンへと挨拶回りに余念の無い丸山岬丸であった。




