第七十話 リア充くたばれ!
アゲイン
パァリィーは盛況だった。
途中に帰る者、最期まで飲食する者、こっそり途中から加わる者、出たり入ったりする者、ひたすら食べる者、ひたすら飲む者、話しばかりしてる者、様々な種別の色んな人達に楽しんでもらえたようだった。
0時前に〆の挨拶をカッスンガー、ヨッスィーン、トヨアッキンと共にして、最後に店長さんに挨拶をして店を後にする。
トヨアッキン
ふぅー、マジ楽しかった、水崎 ちゃん、カッスンガー、改めておめでーす。w
ヨッスィーン
おめでーすw
カッスンガー
有難う、私も楽しかった!
よだれ鷄と桂花陳酒のクラッシュアイスのサワー、ハマっちゃった!
エモい!!とケラケラ笑う。
トヨアッキン
アレがいけるなら杏露酒も気に入るかも?今度、試してみて、多分、気にいるしぃ
カッスンガー
杏露酒ね、次、飲んでみるぅ!
ヨッスィーン
慣れたら、紹興酒、老酒って感じが良いよぅ
カッスンガー
杏露酒、紹興酒、老酒?えーと、一気に言われると分かんない。
カッスンガーは中々、出来上がっているようだ。
水崎 叡
三人共、有難う、不安だらけだったけど、何とかやって行けそうな気がしたよ。
ヨッスィーン
・・そっか、叡 ちゃん、不安だったんだ。
トヨアッキン
あんなにオレつぇーなのに不思議ぃ?
水崎 叡
やっぱさ、知らない世界だし、慎重になってたよ。
最初にトヨアッキンとヨッスィーンがフランクだったのが救われた気がするんだよね。
トヨアッキン
マジ、照れるしぃ、仲間だし気にしない、しない。
いきなり、カッスンガーがおんぶって水崎の背に乗ってきた。
ヨッスィーン
カッスンガー、送ってって
今日はお疲れしたぁ、ちーす!
トヨアッキン
またね、ゴチになりやした、ちーす!
二人と別れて、背中のカッスンガーの指示通り、あっち、こっち、まっすぐと歩くと、平屋建ての家に着くと、カッスンガーがバックから鍵を出して「開けて」って、渡される。
鍵を開けて中に入ると、「そっち!」ってカッスンガーが言う部屋に運ぶとベッドルームだった。
寝かそうとすると、カッスンガーが妖しく上目使いで両手を首にわましてくる。
水崎 叡
カッスンガー、あんまり、酔ってない感じ?
カッスンガーは明日、休みなのっと、笑みを浮かべると、ディープキスをしてくる。
上気した身体からアルコールと女性の匂いが水崎 叡 をホット ナイトに誘い込む。
明け方まで熱い二人であった。
桂花陳酒 金木犀と白ワインをベースにした酒 食欲を抑える効果有り
杏露酒 杏ベースの酒 飲みやすい中国酒の代表格
紹興酒 浙江省紹興市付近の地酒、黄酒の一種 角砂糖やザラメ糖、蜂蜜漬けの梅干しを入れて飲んだりする。
老酒 黄酒をさらに寝かせた酒 高級酒
 




