第六百九十五話 スベる
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誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
地名
R4・3・19(土)1930
ヤポーネの世界 エリア ヨンコク トークシーマンの地 ナールトン国
港に一隻の魔法高速船が入港した、この船は明日まで停泊予定との事であった。
船から一人の初老の男性が降りてくる。
丸山
ふー、久々のナールトンじゃ!
武格大会以来じゃな。
丸山の後を6名の職員が付いていく。
教団に到着すると丸山は教団職員に自警隊の代表兼伝説者仲間として亜里沙を訪ねてきた事を告げる。
教団職員
今でしたら食堂におられるのでご案内致します。
職員に連れられて食堂に着くと食事中の人々の奥に亜里沙とチュアムが見えた。
丸山
え?何?漫才?
ポカーンとみんなで見ていると教団職員から説明がある。
教団職員
亜里沙様とチュアム様でコンビを組んで漫才をなされているんですよ。
今はまだ下積み中との事で練習の日々だそうです。
では、私は失礼致します。
とりあえず、丸山達は空いてる席に座り漫才を聞いてみる。
チュアム
亜里沙ちゃん、亜里沙ちゃん、最近ね。
面白い事があってね。
亜里沙
ほう?オモロイ事があったんですか?
どんな、オモロイ事があってん?
チュアム
実はウチの実家の職員同士の話し何だけどね。
3人の職員で一人が上司で二人が部下何ですけどね。
亜里沙
ほう、日本の話し?
えらい、懐かしいな、で、3人の職員さんの会話やね。
チュアム
上司の人がね、二人の部下に実家の最寄り駅は?って聞いたらね。
亜里沙
ほう、聞いたら?
チュアム
一人は東広島駅で、もう一人は北広島駅と答えてね。
亜里沙
なんか、近そうな感じやね。
チュアム
そう思うよね。
上司も実家に戻ったら互いに食事とか?って聞いたらね。
亜里沙
ほう、聞いたら?
チュアム
部下の二人が「んな訳あるか!」ってなったんですよ。
亜里沙
え!何でなん?近いんちゃうの?
チュアム
それがね、東広島駅は広島県、北広島駅は北海道何ですよ。
亜里沙
それは遠いな。
ちょっと食事って訳には行かへんなぁ
まあ、ウチらは同じ東京やったからいつでも会おうと思たら会えたけどもな。
チュアム
ちなみに私は東京に東京でもリトル トウキョーだけどね。
亜里沙
リトル トーキョー?アメリカやないかい!
ええ加減にせい!
亜里沙&チュアム
どうも有難う御座いました。
ヤポーネの人々には地名がピンとこないのか反応が薄いが、丸山はドッと笑うが全体的にはあまりウケなかったようだった。




