第六百九十四話 コンビ
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ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
舞台
R4・3・18(金)0930
ヤポーネの世界 エリア ヨンコク タークシーマンの地 ナールトン国 亜里沙教団
サワット チュアムとマサンヒトンは船旅を終えて亜里沙教団へ到着した。
勝手知ったる亜里沙教団と言う事で職員に面通しも声掛けもするでもなく教団内部に入って行く。
途中、巡礼の黒色教徒がチュアムに気付き歓喜の声を上げる。
チュアム
まあ、亜里沙ちゃんの所で私にも会えるのは、正に「一粒で二度美味しい」って感じかな?
何やらロビーの方から笑い声が聞こえてくる。
旅人や巡礼者に解放している100席分のソファーがあるロビーである。
チュアム達は覗いてみると亜里沙とケイジーンが簡易舞台でお笑いをやってる所であった。
チュアム
二人共、本当にやってるよ!
亜里沙
あるあるネタってあるやない?
ケイジーン
ああ、あるね。
亜里沙
なんか黒の女王に関係した「あるある」やってみーへん?
ケイジーン
よっしゃ、ほなやるで!
「どこへ行っても直ぐ聖者!」
二人
はい、ハイ、はいはいはい♪
あるある探検隊、あるある探検隊
亜里沙
まあ、黒の女王の鉄板やね。
ホンマ、お陰様でどこ行っても聖者扱いですわ。
聞いている者達から笑顔が溢れる。
チュアム
うわっ、亜里沙ちゃんメッチャ関西弁マスターしてる。
マサンヒトン
亜里沙様かなり本気ですね、ちょっと温度差が・・
チュアム
関西弁、喋れないけど・・どうしよう?
マサンヒトン
うーん、練習してダメならチュアム様は標準語で行くしか無いでしょうね。
チュアム
うん?・・ああ、南海キャンディーズのパターンね。
て事は私が山ちゃん?うーん、なんだかなぁ
マサンヒトン
何の話しです?
チュアム
あ、いえ、独り言です。
再び舞台に目を戻すと終わる所だった。
チュアム
何でやねん!
亜里沙&ケイジーン
どうも有難う御座いましたあ!
二人ははけて行った。
チュアム達は亜里沙の後を追うと舞台の裏で反省会をしている二人が見えた。
ケイジーン
亜里沙様、あそこはもっと声、張っても良かったかもやね?
亜里沙
ああ、それは思った。
後、テンポもう少し上げ気味が良かったかも?
ケイジーン
ああ、それ思いました。
チュアム
あのう
亜里沙&ケイジーン
うわっ、びっくりした。
ケイジーン
チュアム様、いつの間に?
亜里沙
キタキタ!相方きたでぇ!
ケイジーン
これで、やっとコンビ「黒の女王」が活動出来ますな!
チュアムとマサンヒトンはかなりの温度差に引きつった笑顔になるのであった。




