第六百八十七話 上方漫才
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メッセンジャー
R4・3・11(金)1400
ヤポーネの世界 エリア トウホックン アオーン・モーリンの地 ムッツン国
サワット チュアムは休憩時間にスマホのメールでアビィン 亜里沙とやりとりをしていた。
チュアム
南極に行くの?
亜里沙
うん、時間的な調整が取れたらね。
布教ツアー、一緒に行こうよ。
チュアム
調整出来たら行く!
でも、教団のお金は当てにしたくないなぁ
亜里沙
あ、それなぁ!
クノールン商会のケイジーンさんがスポンサリングしてくれるって言ってたよ。
チュアム
スポンサリング?
亜里沙
何でも南極でツアーしつつ人気者になろうって言ってた。
パージメンさんや山根さんで実績あるし、行けそうじゃない?
チュアム
二人でユニット組むの?
良いね!目指すはB'zとか!!
亜里沙
えっ、アイドル系統じゃ無く、本格派アーティストなの?
ちょっと自信ないなぁ・・
チュアム
いやいや、冗談ですがな。
目指すはダウンタウンでw
亜里沙
お笑い?もっと自信が無いよ。
私、笑いの才能は無いっぽいなぁ
見聞きするのは好きだけど。
チュアム
なんか、想像したらワロタ。
二人で南極の舞台で漫才やってるの
亜里沙
確かに想像したら笑える。
お笑いかぁ・・
チュアム
あ、そろそろ休憩時間が終わっちゃう。
亜里沙
お笑いの件、ケイジーンさん来てるから相談しとくね。
じゃあ、おっつー
メールはここで終わる。
チュアム
え?ちょっ!
マジっすか!?
きっつい冗談返しだなぁ、亜里沙ちゃん
・
・
一方、エリア ヨンコク トークシーマンの地 ナールトン国 亜里沙教団では
ケイジーン
チュアム様は何と?
亜里沙
南極行きはOKですね。
ただユニットについてですが・・
ケイジーン
正統派アイドルユニットでっか?
亜里沙
私は自信は無いのですがお笑いを希望しています。
ケイジーンの目がキラリと光る。
ケイジーン
ほー、お笑いでっか?
こう見えても若い頃はお笑いで売れる夢を追い掛けとったんですわ。
毎日のように相方と寄席に登らせてもろてましたわ。
・・任せといてください!ドッカン、ドッカン笑いの渦を南極で起こしましょ!
お笑いは上方や思とります、先ずは言葉使い・・今日からは自分と同じ様に上方の訛りで話してもらいまっせ!
亜里沙
う、本気だ!
ケイジーン
はい、そこは「本気ですやん!」
亜里沙
へ?えっと・・本気ですやん。
ケイジーン
よっしゃ、いっちょネタ書きますわ。
ボケとツッコミどっちがええか二人で交代でやって見よか。
亜里沙
あ、はい・・
〔ケイジーンさん、なんかスイッチ入っちゃった。〕
ケイジーンは一生懸命にネタの書き出しをはじめる。
〔若い頃を思い出すなあ、コンビ名は直で「黒の女王様」や!のってきたでぇ!〕
いきなりのお笑いモードに突入したケイジーンに流される亜里沙であった。




