第六十五話 ロマンティックあげるよ
酒と男と女とパリピ
翌朝、体の痺れを感じる。
右腕が痺れる、青眼龍は左手だぞっと思った瞬間に抱き枕が動く!
シーツの中の抱き枕は裸のカッスンガーだった。
彼女の枕になっていた右腕が痺れているのだった。
しかも、彼女もしっかりと水崎 叡 を抱き枕にしている。
水崎 叡
〔しっかり、裸同士で抱き合ってる、ヤバくね?〕
ベッドの横には赤いヒール、真紅のドレス、中身が飛び散った赤いハンドバッグ、ビリビリのストッキングとパンティにブラ、スーツの上下と靴下、ネクタイ、ワイシャツ、肌着、パンツが飛び散っている。
水崎 叡
〔身動きとれん、どうしよう、なんか、口の中が違う味がするぞ・・これはキスしてんぞ、やばいぞ、最後まで行ったのか?〕
その時カッスンガーがもぞもぞ動きたす、水崎 叡 は目をそっとじ
カッスンガー
〔ん、誰かと裸で抱き合ってる!〕
そっと顔を見ると水崎 叡 だった。
彼の唇や顔や胸板に口紅の後が見えた・・やってしまった。
女性自身だからこそわかる、最後までやってるよ、どうすんのコレ、しかも、ココどこ?
その時、ノックの音がする。
宿直職員
あのー、そろそろ起きないと噂になってしまいますよ、昨夜も凄かったので、まずいですよ。
ドアを開ける事無く、声掛けだけで離れて行くのが、昨夜の凄さのリアリティーを二人に感じさせる。
暫くすると、宿直職員がお待ちください、お待ちください。と言う声とトヨアッキンとヨッスィーンの声が聞こえてくる。
トヨアッキン
まだ、寝てる感じぃ?
二人同じ部屋?ヤバくねぇ?
ヨッスィーン
ヤバイ、ヤバイ、叡 ちゃん食べちゃった?イヤイヤ、食べられちゃった感じ?
ドアがノックと共に開かれる。
ヨッスィーン
おっはー!
うわっ、マジか!
トヨアッキン
うわっちゃー、マジ卍だった。
とりま、起きてるしょ、着替えて、顔洗った方が良くない?
水崎 叡 は、寝たフリしても意味無いと悟り、口紅の着いた顔で、やっハローと言う。
外で待ってると二人は席を外した。
シーツからカッスンガーが顔を出す。
水崎 叡
やっハロー、やっちゃった感じ?
カッスンガー
やっハロー、うん、最後までな感じ
やけくそ気味にカッスンガーは水崎 叡 に濃厚なモーニングキスをする。
そして、二人はいそいそと服を着ると、カッスンガーは着替えにいくと出て行った。
水崎 叡
外の井戸に顔を洗いに行くと鏡に写る口紅の付いた顔を見て、慌てて洗顔をする。
二人がニヤつきながら現れる。
ヨッスィーン
叡 ちゃん、マジぱねぇ、初日であの堅物の探共長とベッドイン、尊敬するしぃw
トヨアッキン
部屋の感じからすると、強引にGO INした感じぃ?w
あっ、逆な感じぃ?(笑)
水崎 叡
ああ、マジ覚えて無いんで、勘弁してください。
ヨッスィーン
えー、覚えて無いの?マジで?
水崎 叡
うん、マジでサーセンした。
トヨアッキン
覚えて無いって話し聞けない感じぃ?マジかぁ
でも、アノ部屋の感じは絶対、やってるしょ!
暫く、すると探共のオープン時間になったので入口近くのベンチで座って待つ事にする。
水崎 叡
二人は近くの部屋で泊まった感じ?
トヨアッキン
マジで覚えて無いしぃ、昨日の屋敷と探共の間に家が有るからって、途中ヨッスィーンと一緒に別れた感じだしw
水崎 叡
えぇ、記憶に無い。
探共着いて、部屋に移動する時、居なかった?
ヨッスィーン
それ、カッスンガーだしw
マジ受けるぅw
水崎 叡
やっちゃったなぁ、後で謝んないと
トヨアッキン
謝っちゃダメっしょ、堂々としてなきゃ、逆に失礼かもよ?
ヨッスィーン
普通が良いんじゃない?今度、飯行こう位で?
水崎 叡
ふーん、そう言うモンなのかな?
勉強になります。
二人は笑ってウェーイでパァーンを決めると、職員が来て受理課へどうぞと言うので移動する。
移動中、周りの人達がヒソヒソと話しているのに気付く、どうやら噂になってるようだ。
受理課に着くとカッスンガーが待っていて、パーテーションに区切られ所へ案内してくれる。
職員達がキャーとかワーとか小声で言うのが聞こえる。
水崎 叡 は普通にカッスンガーと並んでソファーに座ると、正面にトヨアッキンとヨッスィーンがソファーに座る。
トヨアッキン
何か、ヒソヒソ言われてるけどカッスンガー、大丈夫な感じ?
カッスンガー
もう、しゃーなしだな!です。
幸い相手が伝説者の水崎さんでしたから、一定の理解はされてます。
ヨッスィーン
偉いと大変だよねぇ、まぁ、付き合っちゃえば良いだけだし、それでOK!ね、叡 ちゃん
水崎 叡
えっ、まぁ、カッスンガーが良ければ
カッスンガー
ファ?あっ、はい、優しくしてね・・よろしくお願いします。
そこに失礼しますと、にこやかな女性職員が人数分のお茶を持ってきた。
さがると、キャー、ちょっと聞いた?と話す声が聞こえてくるのであった。
カッスンガー
聞かれてしまった・・ハズ過ぎる。
そこに先程の職員が案内役の方がと報告に来たので、こちらまでご案内をと指示する赤面カッスンガーだった。




