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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十九章 生き物万歳
624/958

第六百二十四話 大雪警報

不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。

ご迷惑をおかけ致します。

誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

R4・1・7(金)0000

ヤポーネの世界 エリア カントゥーン テイトンの地 シンジュックン国 イチンガヤシティ


丸山岬丸とアマンノンの冬季休暇は二日で終わった。

テイトンの地に大雪警報が出た為、陸幕では全自警官が登庁となった。

所謂、非常呼集であった。


都市の交通機能が雪によって麻痺してしまった。

残念な事に自警隊ではどうにもならないのも事実ではあったが防衛省周辺の雪掻きをする。

テイトンの地の他部隊との調整をするが災害派遣とまではいかない。

事実上、人口の多さにより自警隊の派遣が逆に邪魔になる。


アマンノン陸幕長と丸山3尉とシャナタンは椅子に座っていた。


現在、アマンノンは飾りの如く、陸幕長室に居る事が仕事であった。


追随する丸山も椅子にジッと座っていた。


シャナタンだけが必死にメロンパンにかじりついていた。


アマンノン

美味いかね?シャナタン。


シャナタン

メロンパンが美味しいのは当たり前!

アマンノンにも一つあげる。


アマンノンはシャナタンの横に座るとメロンパンを頂く


アマンノン

うん、久しぶりに食べたが美味いな!


丸山はコーヒー二つとココアを持って座る。


丸山

陸幕長、コーヒーです。

シャナタンはココアな。


シャナタンがしょうがないなぁとメロンパンを一つ丸山に渡す。


丸山

有難う!


静寂の中、ストーブの音とメロンパンをムシャムシャ食べる音が支配する。


ココアを飲み終わったシャナタンはそのままソファーで眠りだす。


二人はペットでも見る様な慈愛の目でシャナタンを見る。


アマンノンは静かに毛布をシャナタンにかける。


アマンノン

都会は雪に弱いなぁ


丸山に言う訳でも無く、ぼそりと呟く


丸山は小声で返す。


アサヒンカワならこの程度の雪、どうと言う事は無いのにテイトンは雪に脆いですな。


アマンノン

そう言えばミヤモーンとキシモーンはまだこちらに?


丸山

私のアパートで寝ておりますよ。

土曜日に帰隊きたいの帰路に着くとの事です。


アマンノン

ははは、家主は働いてるのに客は高鼾たかいびきかねw


丸山

で、有ります。


アマンノンがポツリと丸山に言う


本年度で退官なのだが、一度郷里に戻って見ようかと思う・・丸山殿、一緒に行ってみんかね?


丸山

確か、エリア チュウゴクゴクのヤーマングッチの地、トクヤマーン国でしたか?

長期の戦争地帯ですが御家族は居られるのですか?


アマンノン

とっくにエリア ヨンコクに避難してるのだが、自分の生まれ育った地を定年退官後に見ておきたいと思ってね。


丸山

わかりました、お供致します。


アマンノン

丸山殿に故郷を見てほしいのも有るが、真の戦地での蛮行と言うか人の愚かさを見てもらいたいのさ

異世界からの伝説者レジェンダーにはどう言う風に見え、どう感じるのかを知りたいんだ。


丸山

わかりました、見たまま、感じたまま伝えます。


アマンノン

ああ、頼む

しかし、冷えるなぁ、アサヒンカワより暖かい筈なのだが・・不思議としばれる。


丸山

全くですな。

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