第六百三話 決起集会
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前夜
R3・12・17(金)1630
異世界プルスウルトラ ジャスティス王国 都市ジャスティン ジャスティン城職員食堂
明日、オープンに備えて職員食堂で決起集会が行われた。
門の衛兵にMS型ゴーレムを配置し、全職員が集まった。
庭師、料理人、執事にメイド、大臣、衛兵、王宮騎士と全員が集まったのは初めてであった。
久米が檄を飛ばし、王が最後に話す。
王
明日、類を見ないアトラクション型施設としてジャスティン城がオープンする。
ここまで、皆、準備万端で来た。
後はその時を待つだけである。
正直、我輩は興奮冷めやらぬと言った所である。
全員が主役である、各役割を演じ切って見せようでは無いか!
皆がグラスを持つ
中身は酒であったり、ジュースやお茶とバラバラであるが気持ちは一つであった。
乾杯の音頭を王の指名で料理人Aが行う事になった。
料理人A
えー、もはや言葉はいらないでしょう・・「明日に向かって」乾杯!!
全員
乾杯!
口をつける終わると自然と拍手が起こる。
王弟
明日に向かってか、良いね。
久米
ああ、グットチョイスだよ。
そして久米は厨房内のMS型ゴーレムに「お願いします」と声をかけると料理が運ばれてくる。
料理長
!・・初めて見る料理だ。
メイド長
この料理は?
久米
私の故郷の料理の一つで「すき焼き鍋」だ。
新鮮な生卵に絡めて食べて見てくれ
好奇心旺盛な者は直ぐに箸をつける。
慎重派はおっかなびっくりで食べていく
副料理長
これは美味い!
総統閣下、是非、レシピを!
料理長
あっ、先を越された。
久米
後で皆にレシピを配るよ。
興味がある者は作って見てくれ。
一人の大臣が神妙な顔で食べては久米の顔を見る。
久米
口に合わなかったか?
大臣1
いえ、何と言うか・・運命の巡り合わせに驚愕しておりました。
敵対し、降伏し、許され、新たに仲間になり、元の城でまた仕事ができ、内容は全く新しい内容で・・不思議で御座います。
久米
俺が運命の女神タアーンに召喚されたのが影響しているのかもな。
王弟
え?総統閣下は運命の女神タアーンに召喚されたのですか!?
久米
あれ、初耳だった?
何でもタアーンがこの世界の
タアーン
ジャーン、女神参上!
みんな、明日のオープン待ち遠しいね。
久米
〔あっ、話しをそらしやがった。〕
いきなり現れた女神タアーンの所為で皆、興奮し、大宴会モードに突入するのであった。




