第五百九十六話 頑固聖者
不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。
ご迷惑をおかけ致します。
誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
プルスウルトラの聖者
R3・12・10(金)1055
異世界プルスウルトラ ジャスティス王国 都市ジャスティン
久米はタイプ百式の大佐と共に都市内を巡察していた。
と言うのも遂にアトラクション施設としてジャスティン城のオープン日が決まり都市内の安全確認作業中であった。
決まったのは、つい先日であった。
12月18日(土)0900にアトラクション施設として「憩いの城 ジャスティン城」がオープンする運びとなり、国の内外に広く宣伝を開始した。
久米と大佐は路地裏の壁に貼られたポスターを見ていた。
ジャスティン城をバックに「君は謁見する事ができるか?」と大きく書かれていた。
衛兵、メイド、執事、王宮騎士、大臣、王弟、王が君達を持っている!!
オープニングコラボ企画!東西南北、中央の5ヶ所の公衆浴場でスタンプをもらい来城すると、何と!王家のエンブレムの入ったバスタオルが抽選で100名様にプレゼント!
さあ、偉大なる王家の加護を受けよう!
イベント期間 R3年12月18日〜R4年1月31日まで
大佐
総統閣下、こちらには別のタイプのポスターが貼られています。
久米
どれどれ
お菓子屋の壁に貼られていたポスターは「君は王宮料理人の料理に舌鼓を打つ!」
後は同じであった。
大佐
確か、5タイプのポスターがあるのでしたか?
久米
ああ、5種類だよ。
ふっふっふ、さあ、観光で忙しくなるぞ!
大佐
皆、ウキウキしております。
そう言う私も楽しみであります。
久米
ああ、我々も王国民達と共に楽しもうじゃないか!
曲がり角でたまたま、巡回中のグフとゾックに会う
グフ
おっ、奇遇ですな!総統閣下、大佐
そう言えばご報告が。
総統閣下に会わせろと城の前でウロウロしている者が居ますが、緊急では無いと判断し、口頭報告としました。
久米
了解した。
どんな人物か?
グフ
聖職者風の格好で自ら聖者だと言ってます。
久米
お、おう、香ばしいじゃ無いか。
ゾック
ですね、普通は聖者って他人に言われる者で有り、自称するなど・・
大佐
総統閣下に会わせろとはな、思い上がっているのか?
久米
取り敢えず城に戻るか。
どれくらい、聖者なのか見せてもらおう。
衛兵が椅子を貸したのだろうか?
城門の前で衛兵待機室の椅子に腰をかけている初老の男が見える。
衛兵
あ!お疲れ様です。総統閣下!大佐殿!
初老の男性は自らをこう名乗った。
わしは聖者サトゥンじゃ!お前が総統か!いや、悪の亜神 パパァ
久米
あーあ、来た来た。
パパァの名を知る者が・・
大佐
御老人、総統閣下に失礼であろう!
サトゥン
何じゃと!正義は我にあるんじゃ!
失礼などあるか!!
久米
はいはい、そう言うのもういいから。
爺さん、昼飯は?
食べながら話そうじゃない。
サトゥン
むむ、悪の亜神とは言え、神の招待じゃ
馳走になろう!
久米
さてと、どう言った話しを聞いて来たんだろうか・・どうせロクでもない話しだろうが先ずは腹が減ってはだな。
大佐の案内でサトゥンを連れて食堂へ向かう久米であった。




