第五百八十三話 なんてったってアイドル
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スーパースター
R3・11・27(土)0830
ヤポーネの世界 南極大陸 ハリー国
クノールン商会のケイジーンとパージメン、護衛任務の山根 舞子はピンクダイヤモンド1.3tの展示会で荒稼ぎしていた。
新たな地に着くと展示会を催し、関係無いヤポーネの資料としてケイジーンやパージメン、山根の私物の物や服や下着まで展示していた。
お客様の目当てはピンクダイヤモンドの山とスーパースターとかした山根 舞子とパージメンの握手会&サイン会であった。
即席で山根が腕相撲で相手をしたり、パージメンのモッフモフの白い尻尾を触らせるサービスが二人を不動のアイドルへと押し上げた。
パージメン
姉さん、今日も仰山並んどるわ。
山根
ふー、間も無く開演だな。
人気者は辛いぜ!
パージメン
せやねー!全くや
でも、これやからアイドルは
山根
辞めれないってな!
大笑いする二人をケイジーンは遠目に見る。
ケイジーン
一体、いつまで南極におったらええんや。
せやけど、儲かってるし、文句は言えんし、二人は調子に乗ってるし・・
パージメンは商会の方はイケてんのか心配や無いのか?
姉さん、魔王連合の方は心配やないんかいな?
9時前になり、係員が二人に言う
人は多いので早めに開演致します。
山根先生、パージメン先生、よろしくお願いします。
二人はウンウンとにこやかに頷いている。
開演と同時に人がワッと押し寄せる。
並ぶのを嫌がって真っ先に山根やパージメンの方に駆け寄る人々もいる。
パージメン
ハイハイ、そんな慌てんといてやw
山根
あぶねぇぞ、走んな、逃げやしねぇよ、ったくしょうが無ぇーなーw
ケイジーン
何が当たるか解らんもんやな、実際、物販で一番売れんのは色紙とサインペンやからなぁ・・
山根
おっ、当店の色紙とサインペンのセットじゃん!
記念腕相撲、いっとく?
屈強な魔人の男が照れながら腕相撲をお願いする。
山根
いいぜ、思い切って来な!
屈強な男はフンフン言いながら挑むがビクともしない、最後には両手で抑えつけても動かない。
山根
どうだい、どうだい、強ぇだろ?
屈強な男
さっすが姉さんっす。
感激っす!
山根
どれどれ、サインしてやんよ、名前は?日付は入れとく?
パージメンの方では小さい魔人の男の子がキャッキャ言いながら白い尻尾に弄ばれていた。
パージメン
坊、おもろいか?たっぷりと遊んでってやw
ケイジーン
うーん、やっぱりアレか?魔人ばっかりで白狐獣人や伝説者が珍しいんか?
この感じやったら、ミクミン歌劇団やプロレスや相撲の巡業とか来たらゴッツイ事になるんちゃうか?
帰ったら、早速プロデュースやな!って、コレ、いつ戻れんねん。
参照
南極図
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/donnatokoro/dokonokuni/kichi.html




