表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十九章 生き物万歳
567/958

第五百六十七話 ジークジオン

不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。

ご迷惑をおかけ致します。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

公衆衛生



R3・11・11(木)0730

異世界プルスウルトラ ジャスティス王国 都市ジャスティン


朝から24H営業の大衆浴場が活気に溢れていた。


それと言うのも都市に人々が戻って来たからだ、王族や城勤め以外の者達がほぼほぼ戻って来た。


IDも発行した事で国勢調査にもなり人口の把握も出来た。


この都市は現在の総人口は、1,759,702人で有る。

デカイ都市だなとは思いつつも、まさかの百万人以上の人口であった。

比較的に若者や子供が多く、早急に教育機関の完成が急がれる。


公衆浴場も中央だけでは足りずに東西南北の門の近くにも大型の施設を作り、増改築した中央を富士の湯、東を恐山の湯、北を大雪山の湯、西を眉山の湯、南を桜島の湯と命名し、壁絵もその名の通りにした。

ヤポーネや日本で見聞きした物で有る。因みに富士山は静岡山梨、恐山は青森、大雪山連邦は北海道、眉山は徳島、桜島山は鹿児島で有る。

また、それに伴う大量の排水処理に下水道を整備し、城壁外に大型の濾過ろかプールを構築した。

魔法製作で新たに作った「土木建設建設工事魔法」様様で有る。


無料設置と考えていたが、シャンプー、リンス、コンディショナー、ボディソープ、洗顔料はあっと言う間に在庫が無くなり、歯磨き粉に歯ブラシ、カミソリ、シェービングクリーム、ナイロン垢すりにシャンプーハット、保湿オイルや乳液、ヘアーリキッドやアフターシェイブローション等と共にネットショッピングで取り寄せて各公衆浴場の売店でプラス10円で販売する事にした。


発注し過ぎで各種ポイントが溜まりに溜まっている。w


一回百円とリーズナブルな為か多い者で日に3、4回も入るそうだ。

公衆衛生と言う概念が存在しないこの世界において安価で風呂に入れてると言うのは贅沢な娯楽で有り、心の拠り所になった。


プルスウルトラの世界は見た感じだとヤポーネより遥かに遅れた文化水準で大航海時代のかなり手前と言った所に誰もが楽しめる娯楽としての風呂文化がメガヒットしたのだった。


様々な声が上がって来る。


冷たい飲み物があれば良いのに、アルコールは?、お食事処が欲しい、マッサージとか無いの?、仮眠施設も欲しい、もっと娯楽を!


久米

増やしたMS達が番台や売店の店員になっている。

これは早急に人を雇わないと不味いな。


MSゴーレムから聞いた話しでは金属や木材加工店、桶屋と籠屋と布屋から嬉しい悲鳴が出てるそうだ。


久米

金属や木製の洗面器やボディブラシに小物入れ、シャンプーや着替え入れにバスタオルやタオルに手拭いか・・

まあ、これも経済の活性化だな。

冷たい飲み物か・・フルーツ牛乳にコーヒー牛乳に乳酸飲料でも置くか、コーラ等の炭酸は文化的に早すぎるな。

キンキンに冷えたビールも早い、あー、でも風呂上がりに美味い刺身に冷酒で「キュッ」と言うのも分からんでは無いなぁ。

お食事処やマッサージまでは手が届かんよ、此方は外部委託でやってもらうか。


うーん、しかし、仕入れメーカーがバラバラだから商品が多種多様過ぎるな。

まあ良いかぁ。

身綺麗になり、良い香りのする者が増えたので良しとしよう。


ここで妙な話しが出る。


大佐

我々専用に小さいので良いので風呂をと声が出ております。


久米

え?いや、全然良いんだけど・・やっぱり、ほっこりとしちゃう感じ?


大佐

ええ、やはり風呂は魂の洗濯で有ります。


久米

了解、城の敷地内に作るよ。

当然、福利厚生として無料だから、好きな時に使ってくれたまえ。


大佐

有難う御座います。

皆、喜びます。


久米

無機物とは言え、意思の疎通が出来てるし魂も有るって事か。

〔ゴーレム専用風呂か・・意外と言うか新発見だな〕


後日、360度、壁絵が宇宙空間でコロニーや資源惑星や宇宙要塞、宇宙戦艦が描かれ、大好評を博す「ジオンの湯」が完成するのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ