第五百四十五話 鬼軍曹
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用心棒パート2
前回からのつづき
エリア トウホックン アオーン・モーリンの地 ムッツン国。
チュアムが夕方に戻って来ると寝ていた久米(G)が目覚める。
久米(G)
んー、おかえり
チュアムは「アレっ?」と落ちていた教科書を何気に拾い上げる。
そして、その近くで用心棒のハラビロカマキリの無残な姿を発見する。
チュアム
先生・・負けたんですか!?
チュアムはカマキリを倒した何かがこの部屋に居る事に気付く
チュアム
間違い無いヤツだ!
先生を倒す程とは・・
チュアムは慌ただしく着替えとかを持って逃げる様に部屋を出て行った。
久米(G)
ん!?行ってらー
その日、チュアムは戻って来なかった。
そして、翌朝、10時頃にチュアムがドアをそっと開けて戻ってきた。
久米(G)
ん、なんだ?
チュアムの手にはまたしても虫がごが持たれていた。
チュアム
ひー!めっちゃ怖いG以上に怖いよう!
虫かごを下に置き、蓋をそっと開け「お願いします、軍曹殿」と言うと出て行った。
虫かごからゆっくりと「アシダカグモ」が這い出てきた!!
久米(G)
ギヤー、無理無理!
大きさは小さい手であった。
ゆっくりと床に着地すると急に反対側の壁際まで走る。
久米(G)
はやっ!
逃げるしか無い!
久米(G)はダッシュでドアに向かい走るだす。
軍曹は目は悪いが音や振動には敏感だ。
本来は徘徊型の蜘蛛で待機中に近くに来た獲物を狩るのだが、かなり空腹だった様で、素早く久米の方を向くとダッシュしてきた。
間一髪であった、何とかドアの隙間に滑り混んだが既に軍曹の足が見える。
久米(G)
正に鬼軍曹!勝てる見込みが無い、戦略的撤退だ。
久米(G)は見つからない様に廊下を移動しとあるドアの隙間に潜りこむ。
久米(G)
人気が無いし、薄暗い部屋だな。
倉庫っぽいな、寒く無いだけでも有難い、取り合えずここで過ごそう。
疲れ果てた久米(G)は端の方で眠りにつくのであった。
参照
アシダカグモ
https://kurashi-no.jp/I0029924




