第五百十二話 キャットフィッシュ
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大自然の贈り物
R3・9・17(金)0645
南極大陸 ヴォストーク国 町外れ
夜明けと共に父、タンゲンはゴーレムのウーランと出かけ、リックマン(久米)は朝食後の食器を洗い終えると約30cmの飛行機型ゴーレム3機を川へ向かって飛ばしていた。
川の近くで3機飛行機型ゴーレムを水中が得意な三号に合体させる。
そのまま川に入って行く、意識付けをしているので水中の様子が良く分かる。
川底を進んで行くと何かが光っている。
三号ゴーレムをちかづける。
眩い光がチカチカする・・金!?
慌てて持って川からあがると空を飛べる一号にチェンジして戻ってきてもらう。
リックマン(久米)
間違い無い、金だ!2cm弱の長さで1cm弱の口径の楕円球体状の金であった。
おいおい、金鉱が近くに有るんじゃ無いのか?
直ぐに一号を川へ飛んでもらい、川の上で三号に変形させる。
ドボンと三号は沈み、着底すると川底を綿密に探す。
リックマン(久米)
ん、なんだ?にぶい光が見える。
三号が近付くと濁ったガラスの様な物を見つけた、先程はの金の十倍の大きさだ。
取り敢えず、川縁に上げておく。
そのまま水中での捜索を続ける。
昼前に5cm程の紫色の石を見つけ、川縁に上げたのが最後に目ぼしい物は発見出来なかった。
三号を陸に上げようとした時だった。
黒い大きな物が襲いかかってきた!
リックマン(久米)
うおー、なんだ!!
50cm程のナマズであった。
三号を飲み込もうと襲いかかって来る。
リックマン(久米)
くっ、ゲッターミサイルを!
ドンと当たるが怯まずに突っ込んで来る。
リックマン(久米)
なめるな!
大雪山おろしだ!!
三号は渦を作り出すとナマズを錐揉み状に巻き込み川縁へ高く放物線を描き叩き出す。
川から上がるとナマズが暴れていた。
リックマン(久米)
オープンゲット!チャンジゲッター2スイッチオン!
素早く二号のドリルアームでトドメを刺す!
ナマズを倒した。
一号にチェンジし、空路でナマズと二つの収穫物を運んでもらう。
家に着くとナマズは空で血抜きが出来た様だ。
リックマン(久米)
空中で血を撒き散らして来たのか・・
ナマズか・・取り敢えず捌いてみるか。
綺麗な水流の場所では珍しいな。
ハラワタを綺麗に取り去り、身を切っていく。
塩胡椒を振った身を二つ、油を引いたフライパンで焼いていく。
焼き上がったのを皿に乗せてバターを一欠片乗せて刻んざパセリをパラパラかける。
お昼時なのでそろそろダディが戻って来るだろう。
テーブルにパンとスープとナマズのバターソテーを置く
そして、二つの川からの収穫物をみる。
一つは濁ったガラスに見えるが水晶では無いかと当たりを付ける。
そして、もう一つの紫色の石だが何だろう?単なる石か?
そこに父が戻って来たの収穫物を見せて経緯を伝える。
タンゲン
金だ!間違い無い。
これも水晶で間違い無い、研磨すれば綺麗になるよ。
これは・・サファイヤの原石じゃ無いかな?
専門外だからはっきりとは言えないが磨けば分かるんだが・・磨く鑢が無いなあ。
リックマン(久米)
やはり、加工した方が高く売れますかね?
タンゲン
そうだね、しかし、家には磨く術が無い。
残念だ、でも原石として売ってもいい値は付くと思うよ、今度、街に行く時にでも持ちこんでみよう。
しかし、なまずって美味しいんだね。
これは食わず嫌いだったな。
リックマン(久米)
そうですね。
〔なまずは米国とかではキャットフィッシュと言ってホイル包みとかで食べられる食用魚だからね。〕
昼食後、タンゲンが出かけると原石を磨きにかかる。
どうやって?それは二号のドリルアームの側面で磨きあげる。そして、ピカピカの水晶とサファイアを手にするのであった。
これは川底探りが続きそうだなとウキウキのリックマン(久米)であった。




