第四百九十二話 台湾
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新大陸
R３・８・２４（火） エリア ナンセイン オーキナーゼンの地 ヨナグニン市
全開からの続き
試し撃ちで小惑星を落下させた伝説者達は着水後の確認にシロ、アカ、アオ、クロ、シャナタンと東西南北、中央と五分割に上空偵察を依頼する。
バッシーリッカとマサオーナ姫は凄いものを見たと小声ではしゃいでいた。
遠目でそれを見る山根は知らない人々を含めて破滅の危機を招いた自らの力に恐怖した。
山根
極小であの規模って怖すぎて使えねえな。
〔封印だ、封印〕
丸山
流石と言うか、戦略級広域殲滅魔法って名前が付いてるは伊達では無いな。
極小であれでは、極大とかってゾッとするのう。
あーだ、こーだと話し合ってると不意に林田 蒼楽が問い掛ける。
林田 蒼楽
今更だけど藤井 智美がここに居ないのはみんな気付いてる？
一同
・・・
林田 蒼楽
だと思った！
かわいそ過ぎない？
まあ、私もさっき気付いたんだけど。
亜里沙
せめて出発前に気付けば良かったですね。
ドラゴン達の誰か戻ったらウマルチャン国へ戻ってもらいましょう。
そこに東部偵察のシロが戻ってきた。
偵察結果を聞くとやはりと言うか不毛の大地らしい。
そして、智美嬢の事を伝えるとシロはウマルチャン国へと飛んだ。
暫くして他のドラゴン達が全員戻る。
生命反応がなさそうだ。
阪本（久米）
どうする？
探検する？
チュアム
見るだけでも行きましょうよ！
４号
自分が留守番しておきますね。
数時間後、アクシズに到着した。
亜里沙
上空から見た感じとステータス・地図に表記される形がまんま台湾なんですけど。
山根
そうだな、大きさ的にはキューシンズ 大陸位あるよな。
アズサマ
うわー、土がホコホコに耕されとるやん。
水崎
先ほどのチュアムちゃんのデバフで柔らかくなったんじゃ無いかな？
バッシーリッカ
おお、流石は東の女王様！
丸山
この平地の土の感じだと緑の大地になるのう
チュアム
豊かでフリーな資源は争いの元になるかも？
阪本（久米）
伝説者の共同管理にして、上陸は厳罰に処すって事にして、この先どうするか考えるのがベターかな？
一号
こんだけ土地あるからちょっと欲しいっす！
阪本（久米）
え？
って言ってるけど、どうする？
山根
後でって事でいいんじゃ無い？
それを聞いて伝説者以外が僕も私も自分もと言い出す。
みんなが山根を見るので山根は「いいんじゃね？後でな！」
伝説者以外には「棚ぼた」である。
林田
そもそも、この大陸、宇宙細菌とか未確認物質とか放射線って大丈夫なのかな？
丸山
そう言われると急に怖くなってくるのう？
亜里沙
でも魔法でしょ？この大陸って
山根
なら、大丈夫じゃね？
地図上で見るとこの台湾ってさ、北のドドサンコ 、北西にトウホックン 、西にカントゥーン 、東がオーキナーゼン、北東がキューシンズってさ、かなり栄えるんじゃない？
チュアム
ですね、中継地として申し分ない立地ですね。
一旦戻ろうとなり、ヨナグニン市に戻る一行であった。 つづく
