第四百八十八話 地獄の少女
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小っちゃい反撃
R3・8・20(金)1145
エリア ナンセイン諸島 オーキナーゼンの地 ウマルチャン探共
朝から亜里沙、勇者 蒼楽、チュアム達を乗せたドラゴンが続々とウマルチャン国に集まりだす。
三人はキャッ、キャッ言いながら用務室に集まる。
挨拶が一通り終わると林田 蒼楽が伝える。
林田 蒼楽
水崎さんを洋上の船で見たよ、今日中には着くんじゃ無い?
阪本(久米)
今日で全員揃うのか。
水崎・・仕掛けてくるのか?
ったく、「生類憐みの令」とか「動物愛護管理法」とか無いのか?
胃が痛くなるなあ。
砂浜では龍になったシャナタンと四号、アオ、シロ、アカが揃い踏みで見る者を圧倒する。
夕暮れ前に水崎一行の船が入港する。
人知れず、木々の間からそれを見る者がいた。
昨夜の「暗闇の存在」であった。
くくっ、久し振りじゃ無いか、水崎 叡!!
暗闇の存在とはジージーン事チーギューンであった。
ジージーン(チーギューン)
役者は揃ったか・・焦るな、先ずは、様子見だ。
どう料理してやろうか!!
楽しみだな。
・
・
阪本は水崎から今回は無しだと聞くとホッとする。
阪本(久米)
そうか、それは有難い。
〔狙われるって、心臓に悪いなあ〕
水崎
いや、礼なら二人に言ってくれ。
頼まれたからさ。
そう言うと二人に顔を向ける。
阪本(久米)
トミーマーリン姫にスギココロン殿、忝い。
本当に恩に着る。
何でも言ってくれ、俺にできる事なら何だってするよ。
二人はエッとなりつつ、「何でも!」と反復する。
妄想モードに入った二人をよそに伝説者達は探共室で話しを始める。
山根
みんな集まったから始めようか!先ずはスマホからで。
で、スマホ、なんか変わった事って無かった?
水崎
スマホだけじゃなく、PCも繋ぎたい放題になってる。
そう言うとPCのニュースサイトの画面を見せる。
林田
そうだった、私のパッドも使える。
山根とりあえずは、メッセンジャーかなんか登録しようぜ!
と、言うわけでメーリングリスト、日本が作られる。
チュアム
あの、ITでの情報なんだけど、軍事兵器に繋がる様な技術の流出って無しにしませんか?
水崎
えっと、どのレベルで?
例えばエンジンは戦闘機や戦車に繋がるからダメとか?
丸山
ワシ、既にAK-47アサルトライフルのエアーガンの技術を流して・・
亜里沙
既出はノーカンでいいんじゃ無いんですか?
林田
うん、しゃー無しっしょ。
結論が中々出ずに、結果として個人の裁量でとなる。
ただ、兵器情報の直流しはダメとなった。
そして、魔法についての話しになると開口一番、山根が「戦略級広域殲滅魔法」を手に入れた事を伝え明日の朝食後、離島に場所を移して試し撃ちする事となり、食事時間となった。
水崎は何気に阪本(久米)にどんな魔法にしたんですか?と聞く。
阪本(久米)
ああ、危害を加えようとする者の心臓を止める魔法だよ。
水崎
え?・・〔マジか?〕
阪本(久米)
殺意を向けて見るか?
いっぺん死んで見る⤴
水崎
いや、いいです。
ほんと、マジ生〔なま〕言って、さーせんでした。
阪本(久米)
〔まあ、嘘なんだけどな。〕
参照
地獄少女
https://www.jigokushoujo.com/




