第四百八十七話 ダークネス
不定期UPになりました、出来る時は0時UPを心掛けます。
ご迷惑をお掛け致します。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
闇夜
R3・8・19(木)2000
エリア ナンセイン諸島 オーキナーゼンの地 ウマルチャン探共内 用務室
風呂上がりの山根に阪本が重い口を開ける。
阪本(久米)
すまん、舞子さん
5分だけで良いから話しを聞いて貰えないだろうか?
山根
ん、ああ、良いぜ。
阪本(久米)
気付いてるんだろう?
皆が心配している。
山根
そっか、やっぱり心配かけちまったか・・ダメだな、あーしは
阪本(久米)
でさ、一つ聞きたいんだっけど、休みの日っていつ?
山根
いや、特には決めて無いぜ?
毎日がホリデーみたいなモンじゃん。
阪本(久米)
それでは周りが疲れる。
統治者なんだし、周りの為にもさ、週2はしっかり休んで良いんじゃ無い?
その方がゲームに集中出来んじゃ無い?
山根
なるほど・・そうだな、それ良いかも!そうしよう。
いつをゲームの日にしようかな?やっぱ土日か!
阪本(久米)
まあ、それは周りと話して決めてくれ。
〔やれやれだな。〕
探共から離れになっている用務室を出ると、待っていた一、二、三、四号と師範達に話しは終わったと伝える。
皆が用務室に入って行く。
ワイワイガヤガヤと賑やかになる。
その時だった!暗闇から何かを感じた。
阪本(久米)
〔殺気だと!〕
慌てず、視線方向に体を向けると気付かない振りで毛繕いを始めつつ様子を伺う。
〔前の山猫か?いや違う!もっと刺々しい感じだ。〕
暗闇の存在
〔中々やる、気付かないフリか、まあ、魔王の側で仕掛ける程愚かでは無い。〕
ちっ、誰か来た。
阪本(久米)
暗闇の存在を感じなくなった。
何が狙いだ?魔王絡みか、それとも俺か?もしや伝説者全体にか?
その時、探共の宿直職員がやってきた。
阪本(久米)
ん?お疲れ様。
宿直職員
うわっ、ビックリした。
すいません、阪本様
暗闇に黒猫で気付かなかった様だ。
丸山 岬丸
おっ、阪本大権現様じゃ無いか!
ナールトン以来じゃの?
帰らず直で来たのか?
シャンタン
阪本様、ナールトンぶり!
阪本(久米)
ああ、丸山さんにシャナタン。
長旅、お疲れさんでした。
自分は一旦、帰ってからですよ。
二人は今着いたんですか?
用務室に共に吸い込まれると更に賑やかになるので有った。
そして、先程の殺気の事をいつ言おう、いつ言おうと思いつつ話し忘れる阪本(久米)で有った。




