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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十七章 イベント
482/958

第四百八十二話 モフ友ってなんぞ?

不定期UPになりました、出来る時は0時UPを心掛けます。

ご迷惑をお掛け致します。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

無念



前回からの続きから

R3・8・8(日)0930

エリア ヨンコク トークシーマンの地 ナールトン国


第一回武格大会トーナメント 三日目の最終日 武器の部 ベスト4第二戦


闘技場の真ん中で腕を組むシャナタンの姿があった。

対戦相手のヒーデキンはまだ現れていない。


数分後、シャナタンの不戦勝が言い渡される。

ヒーデキンの怪我による不戦勝であった。


シャナタンは一礼すると控え室に下がる。


ヒーデキンが脇を抑えながら、亜里沙に頭を抱かれていた。

やはり、刀傷は簡単には傷が塞がらない。

悔し涙に濡れるヒーデキンが見えるがシャナタンはえて声を描けなかった。


シャナタン

ザックンが相手か。


丸山と二、三、言葉をかけられ、優勝したら食べ切れない程のメロンパンの確約をする。

俄然がぜん、やる気になる。

そして、休憩後、決勝に向かう。


既にザックンは舞台上で待ち構えていた。


シャナタンは大歓声の中、舞台に上がる。


ザックンは緊張している様だった。

山根からのアドバイスがあーしでも「勝てると思えねえ」だったからだ。


互いに礼をし、ザックンは中断に槍を構え、シャナタンは体を沈め居合の構えをとる。


審判の始め!の声でザックンは遠距離からの槍衾やりぶすまの様に連撃を仕掛ける。

が、初撃で槍が中を舞う!シャナタンの日本刀の背で飛ばされた。

凄まじいスピードと威力である。

気付けばザックンの首元にシャナタンの日本刀の刃が当てられていた。


ザックン

ま、参りました。


別格の強さでシャナタンは優勝を飾った。

正に二撃いらずでの優勝である。


昼食後、表彰式が行われた。

無手の部、武器の部同時である。


無手の部では二、三位のキシモーン、ミヤモーン、ツカンヤーマンは次こそはと息巻いている中、表彰台の一番高い所でスギココロンが両手を挙げ歓喜の声をあげた。


武器の部では対照的に二、三位のザックン、ケロロ軍曹、ヒーデキンの三者はどうすれば一太刀浴びせれるのかと悩む中、シャナタンは表彰台の一番高い所で右手をグーで突き上げた。


表彰式の後は闘技場がそのまま、ミクミン歌劇団のコンサート会場となった。

勝手にアシオンが前座を始めてしまい観客を大いに沸かせた。


夕方にはアンコールも終わり、熱気は冷めやらぬ中、伝説者レジェンダー達は夕食

を共に摂る。

関係者も参加し、間も無く終わりを迎える祭りを名残り押しく感じる。


食事中、亜里沙に阪本(久米)が何やら耳打ちをする。


亜里沙

良いと思います。


亜里沙の横に座るヒーデキンの元に一人の男が話しかける。


白熊獣人

試合とはいえ、深傷ふかでを負わせてしまい申し訳無い。


ヒーデキン

あ、貴方は・・

いえ、自分の実力ではアレが精一杯です。

シャナタンとでは試合になら無いですよ。


白熊獣人

それがしの名はアーニキンと申します。

破格の温情により、阪本様に仕える事となりました。以後、宜しくお願い致します。


前日、阪本(久米)とケイジーン・ミクミンとでスカウトに行ったのであった。

その結果、仕えてくれると言う事になり、真実を知る二人を交えて伝説者レジェンダーであり、転生(死に飛ばし)を繰り返している事を伝えた。


護衛がいない阪本にとっては対水崎に欲しい人材であり、山猫との戦いで自分の無力差を思い知ったのも今回の運びと相成った。

忍びと言うのがマッチポイントとして最高であった。

ゆくゆくは情報収集部隊を率いてもらう人材である。


皆にも紹介を済ますと、スギココロンが阪本の元にくる。


スギココロン

拙者ではダメで御座りますか?


阪本(久米)

え!オオイッタンの地を治める領主さんでしょ?

実力は折り紙付きですが、所領持ちの方は家臣にはなれないですよ。W

お気持ちは有難いのですが・・


スギココロンはガクッと項垂うなだれる


山根

まあ、そりゃそうだな。


チュアム

ではこうしましょう!

阪本様とスギココロンさんはモフ友って事で!

モフり、モフられって事でどうですか?


阪本(久米)

うん、良いんじゃない?


トミーマーリン姫

わ、わらわも是非!


阪本(久米)

良いよ、三人はモフ友な!


トミーマーリン姫とスギココロンは心中、呪文の様に呟く

「モフりモフられ、モフりモフられ!」やらしー!!


グフフと妙な笑みを浮かべる二人を余所よそに次はウマルチャン国で集合を確認し合う。


スマホと魔法についての話し合いである。


これが飛んでも無い事に繋がるのには誰も気付いては居ないのであった。

長かった17章はここまでです、次回から新章に突入します。

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