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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十七章 イベント
395/958

第三百九十五話 だから

昼は小粋に


R3・5・11(火)12:50

エリア カントゥーン テイトンの地 アランカワン国 南センジュー市


前回からの続き


マスジトを出ると来た時に降りた停留所からテイトン国営バスに乗り、終点の南センジュー駅前で下車した。


バッシーリッカ

アナタ、お腹空いたわw


水崎

(調子良いなあコイツ)

そりゃずっと寝ていたからな。

何も食べて無いって事だしな。


回転寿司の看板を見つけたバッシーリッカの目が光る!


バッシーリッカ

あなた!

寿司、寿し、SHUSI、お鮨にするべきよ!!


水崎

〔煩いなあ、テイトンに着いてからテンションが変だが・・まあ初めての南極以外の旅行だ、しゃーなしだな。〕

すしか・・良いね。


チェーン店の中でも高額帯の方の店だった。


二人は吸い込まれる様に入る。

ランチタイムも終わりを告げようと言う時間帯で有った為、お会計ラッシュになっていた。

それを尻目で見ながらも案内された席に着く。


少し若い板さんが威勢良く言う。

さあ、何でも言ってくださいよ、握りますよ!何に致しましょう!


二人は通ぶって光り物から頼む


バッシーリッカ

バッテラ、有ります?


少し若い板さん

へい、御座います!


水崎

じゃー、自分は小鰭こはだを頂こうかな?


少し若い板さん

へい、バッテラ、小鰭こはだ、入りまーす!

本日は光り物、豆アジの開きにぎり、焼き鯖棒寿司も御座いますよ!


二人は釣られて頼んでしまう。


チェーン店もここまでやるのかと感心してしまう。


最初に光り物を頼むのはその店の酢〆した魚や酢飯を通して、その日の酢加減や塩梅を知ってオーダーを伸ばすか、軽く摘むかを探るのであるが、二人は既に腹にそこそこ来ていた。


焼き鯖棒寿司と豆鯵の開き握りが中々大きかった。


少し若い板さん

さあ、光り物のお次は何に致しましょう?


二人は然程さほど食べれないと悟り、好きな物を頼みだす。


バッシーリッカ

(ここは私のトリプルスリーで行くしかない!)

サーモンとブリ間八カンパチ


水崎

(ここは俺の三種の神器で!)

鰻と鯛と大トロ!


少し若い板さん

はい、サーモンとブリ間八カンパチ

お後、鰻と鯛と大トロ!


サーモン、鯛が来る。

そして、間八と鰻

最後に大トロと鰤

軽いものから重い物へと流れる様に出て来た。


最後に河童巻きと出汁巻きを半分づつ食べてフィニッシュした。


バッシーリッカ

うー、美味しかった。


水崎

鰻からの大トロ・・キクー!


二人はお茶を飲んで落ち着いていると少し若い板さんに話しかけられた。


お二人は遠方からだね?

テイトンは初めてですかい?


バッシーリッカ

えー、何でわかっちゃったの?


少し若い板さん

私もイスラム教徒でしてね、ラマダンの時期にその格好で大手を振って飲食出来るのはラマダンが免除になる遠方からの旅行者と相場が決まってますからね。


水崎

〔あっ、そうだった。忘れてたよ。〕

そ、そうなんだよ、遠方から来たんだ。


バッシーリッカ

そう、そう遥か南から!


水崎

おっと!もう少しで約束の時間だ!

お会計を!


ボロが出る前にと、素早くお支払を済ますとバッシーリッカを引っ張って店を出る水崎で有った。


店員一同

有難う御座いました!


背後に小気味良い声を背にして探共に向かう二人であった。

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