第三百七十話 伝家の宝刀
一人旅
R3・4・16(金)17:30
エリア コウシンエッツ ヤマンナシの地 ニラサキン国
エイッチャー暗くなる市街地を見ながらニランサキ国で一泊する事にした。
予算は5万円と探共の依頼で稼いだ¥3,250-
エイッチャーは悩む。
別に野宿でもかまへん・・が、折角やし美味いものが食いたい。
名産品とか旅の思い出になるし、良えやろ?阪本様。と独り言を言う。
ちゅう事で「ほうとう」やな!
昔、戦さ場で包丁を忘れたか失ったかで、有名な大名が伝家の宝刀で切らせて、「ほうとう」って名前になったんやったな。
正に腹が減ってはやな!
何店舗か巡った末に決める。
スペシャルほうとうセット!1,980円
コレや!コレ、決めたで。
エイッチャーは店内に入ると座敷に案内される。
間髪入れずに「スペシャルほうとうセット!」と伝える。
出された焙じ茶を啜っていると、ほうとう鍋と鶏めし、鮎の塩焼きが運ばれてきた。
店員
お熱いのでお気を付け下さい。
ごゆっくりどうぞ。
エイッチャー
来た来た、美味そうやな、量も申し分無い。
早速、ほうとうをお椀に掬う。
ハフハフ、うま〜!
鶏めしをガッと食べる。
ホフホフ、コレも美味いなあ。
一旦、香の物に手を付け、お茶を飲む。
よっしゃ、鮎の塩焼きや。
柚子を絞るとかぶりつく。
ほう、良え塩梅や!
香りもええぞ、最高や
食べ終わるとデザートの葡萄と味噌羊羹が出る。
味噌羊羹、お茶に合うやん、ヤバイなあ。
満腹になると会計を済ませる。
念の為に領収書をもらっておく。
阪本大権現様で切ってもらう
まあ、駄目元や・・しかし、満腹になるとあったかい室内で寝たくなるなあ・・
安い宿があったらな。
結局、安宿を見つけチェックインする。
4,500円で朝食付きであった。
狭いがいい感じの風呂に入り、リフレッシュする。
ああ、久々の風呂はええなぁ、今日は直ぐに寝たろ。
そういや、初の宿やん、朝食は何やろな?
朝、探共に寄らなな、良え仕事、有ったら良えなぁ。
頼んまっせ阪本大権現様とヤヤイズの方にマッパで柏手をうち、拝む。
風呂を出て、部屋でくつろいでいると、いつの間にか寝落ちしてしまうエイッチャーであった。
夢の中ではサドン国から戻り、万事上手く行き、阪本やケイジーンに褒められているのだった。
まあ、大した事ないですわ!わっはっはっはー、もっと褒めたってw
笑いながら豪快な寝言を言うエイッチャーであった。
参照
韮崎市
https://www.city.nirasaki.lg.jp




