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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十五章 南極大陸
329/958

第三百二十九話 カリー風味

実験



R3・3・6(土)11:30

南極大陸 南極点国


水崎達はビーフジャーキーの試作を行なっていた。

運びながらを念頭に入れてチップでのスモークをしない作り方であった。


南極点国は内陸部と言う事も有り、かなり乾燥していた。

常秋と言う事ではあったが少し肌寒い感がある。


タレ作りにアレンジを加えた。


漬け込むタレをソミュール液とかピックル液とか言うのだが水崎は素人で有り、昔、動画を少し見ただけで、そこまでの知識も無かったが、IT系のリーマンにしては上出来である。


醤油と塩、砂糖と赤ワイン、玉ねぎと大蒜と黒胡椒のすり下ろしで作るのが一般的である。


ただ、水崎達は南極点国に着いて最初にカレーライスを食べてしまい、カリー風味のビーフジャーキーを作ろうとなった。


タレはグレープジュース、醤油、砂糖、塩、玉ねぎと大蒜と黒胡椒のすり下ろしにカレーパウダーを混ぜた。


赤ワインが手に入らずグレープジュースになったがタレは出来た。

それに牛肉の赤身のスライスを一晩、漬け込んだ。


軽く洗い、水分を取った物を干し網に並べていき、それを天日干しにする。

夜は夜露に濡れない様にテント内で干した。

かなり固そうにはなってきているが、後、一日干す事にした。


明日の夕方に試食の予定である。


皆、それぞれ楽しみにしていた。


既に、バンドーンは清酒を購入している様だった。

バッシーリッカは、あれだけ探して無かった赤ワインをゲットしていた。

アズサマとナギサマは焼酎を手に入れた様だ。

そう言う水崎みずさき えいは酒屋にブランデーの取り置きをお願いしていた。


皆、葡萄ジュースとカリー風味がどう出るか興味津々で有った。


乾燥度合いは上々、後は味だけである。


昼御飯を交代制で取る事にした、バンドーンとアズサマ、ナギサマが先に食事に向かった。

バッシーリッカと水崎が干し肉と荷物の番である。


バッシーリッカ

水崎さん、このビーフジャーキーのタレのレシピ

約束通りもらって良いの?


水崎

別に良いが、プロのレシピの方が良いんじゃ無い?


バッシーリッカ

ううん、コレが良いの!特にグレープジュースってのがね。

この案内の旅が終わったら魚介類に食肉、フルーツの乾物問屋やりたいなあって思ってさ。


水崎

うん、日持ちもするし、軽い物だから良いかもね。

どこでやるんだい?

やっぱり、南極点国?


バッシーリッカ

ヤポーネでやったみようと思うの!

魔人がいないから受け入れてもらえるか分からないけどさ、色々とヤポーネの話しを聞いてるとさ、大陸を出てみようかなって


本音は伝説者レジェンダーの世界の街、アキバって所でやってみたいけどね。


水崎

アキバ初の魔人の店かあ!

良いね!いけるよ、絶対

黒い翼、くるくる羊ツノにゴールデンアイ、真っ赤なショートの天パに爆乳

もはや、勝ち組だろ。


バッシーリッカ

ふふ、有難う!でもアキバに行ければねw

その時は案内って言うかプロデュース、お願いね。


水崎

ああ、是非させて頂くよ。

アキバじゃなくてもヤポーネだったとしてもね。 つづく

参照

南極図

https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/donnatokoro/dokonokuni/kichi.html

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