第三百二十四話 悪魔の誘惑
容量不足
R・3・3・1(月)夕方
オーキナーゼンの地 ウマルチャン国 探共内用務員室
夕食後、山根舞子はゲームに燃えていた!
Eスポーツの元祖、パワフルな野球ゲームである。
育て上げた選手を使い、チームに編成しペナントゲームに勤しんでいた。
よっしゃ〜!今日も快勝、快勝、5打数5安打!初回先頭打者ホームランにサイクルヒットでサヨナラホーマー!両打席本塁打も付いたし、盗塁も3でヒーローインタビュー!
新人王に三冠王、盗塁王、OPS1位も固いな。
うん、どれどれセーブっと
そろそろ投手も作るか?
まっすぐは160kmオーバーでスローカーブとナックルはMAXでw
一旦、ゲーム終了で、メモリーっと・・・!?
は?なんだ!何でこんなにメモリー食ってんの?
ドララクエ イチゴウのセーブデーター・・のっぶーの野望 ニゴウのデータ・・F Fセーブデーター イチゴウ・・サカつくく 二号のデータ・・戦バルー アラーキン・・スパロボン大戦 1カニマイカン 2ザックン 3アラーキン スト2 1トカキカツン 2アラーキン・・
ゲーム機の盗難防止とか言って張り付いてると思ったら・・
おいおい、いつの間にか奴らのデータばっかりじゃねえか!
どうりで四号が最近頻繁に来るなあっって思ってたんだ、今日も来てるし。
こっそりとゲームしてやがる、やるなとは言わんが・・師匠まで
うーん、メモリー容量の話しからするか・・メモリーカード、後、何枚有ったかな?
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職員A
あっ、ザックン探共長
姉さんがカニマイカンさんとアラーキンさんと師匠とで用務員室へって言ってます。
ザックン
有難う!
〔何だろう?〕
あっ!トカキカツン師匠、良いところに
姉さんが呼んでるようです。
アラーキンとカニマイカンは見ませんでしたか?
トカキカツン
それなら、裏庭でゲームの話しで!!・・盛り上がって・・いたよ・・
ザックン
はっ、もしかして・・バレた?
二人は沈痛な面持ちで裏庭に行く。
1号と4号とドラゴンのアカが楽しそうにゲームの話題で盛り上がっていた。
カニマイカン
あっ、師匠にザックン、今ね、この前やった対戦の話しで・・?
どうしたっすか?
アラーキン
!!・・・はっ・・そろそろ帰ろうかなあ、なんて。
トカキカツン
バレちゃったかも知れない・・みんな来いって言ってるよ。
カニマイカン
えっ?嘘っすよね?冗談っすよね?ジョークっすよね?
ザックン
用務員室で待ってるそうだ。
覚悟を決めよう・・
アラーキン
あー!、馬鹿ばかバカBAKA、俺の馬鹿!
何でゲームに手を出してしまったんだ!!
やれば、いつかはバレるってわかっていたのに・・
トカキカツン
うう、あまり待たせても怒りのボルテージが上がるだけだから・・みんなで謝りに行こう・・
裏庭で何度も楽しそうな話しを聞いて、いつかゲームをしたいと思っていたドラゴンのアカは、自分がゲームを出来ない事に感謝した。
四人は用務員室へ向かう、気分は白装束であった。 つづく




