第二百八十話 灼眼
文が構想に追いつかないので一気に話しを進めます。長文ですいません。
ブリザード
R3・1・16(土)5:50 ドドサンコ大陸 エリア カミンカワ ヒガシカワン市 ノカンナン町
丸山達は、まだ最初の山小屋に居た。
猛吹雪で丸一日、足留めを食らったのであった。
因みにあれからレトルトガチャは、ずっとカレーが続いている。
湯煎をしたまま3人は温泉に浸かっていた、朝風呂である。
丸山
うーん、朝から贅沢じゃな。
晴れ渡った空が気持ちいいのう
キシモーン
今日は一気に進めそうですね。
ミヤショー
ゆっくり浸かりたい所ですが、浸かり過ぎては湯疲れになるので体が温まったら朝食にしましょう!
暖まると早めに出て朝食を取る。
ご飯を開けると湯気が立ち上る。
3人は何も言わずにレトルトの封を切る。
ミヤショー
カレーか・・まあ良しとしよう。
キシモーン
ん・・・これは?
麻婆豆腐!!きたー!
丸山
〔この感じ、デジャヴ!?嫌な予感がするぞ・・〕
うん、これは?
あさり汁?・・・NO、ボンゴレソース!
またパスタソースかい!
3人はボンゴレソースの存在に驚いた。
キシモーン
味はどうですか?
丸山
ミートソースほどでは無いのう、味の濃いあさりスープって感じがなくも無い。
我慢は出来るが、あまり御飯には合わんのう。
食べ終わると空のパックやレトルトを火に焚べると不思議と紙の様に燃える。
木のスプーンを洗い終わると服を着込んでいく。
カラスマスクを付けてライナーを被り、紫の防水カッパの上下にオレンジの防水ポンチョを被る。
薪を湯に浸けて消し、湯を外に捨て、鍋を戻す。
ミヤショー
さあ、出発だ!
昼には乾パンと水で空腹をかわす。
夕方が近づいた時に凄まじい咆哮が鳴り響く。
「グワーー!!」
丸山
〔なんじゃあ?ウオークライか〕
声が出なかった恐慌状態寸前だった。
ミヤショーとキシモーンは気絶寸前だった。
丸山
今のは?
半端ないぞ・・声の主は!
ミヤショー
オー沼とココ沼の中間から聞こえましたね。
キシモーン
行かねばならないのか・・仕方がないですね。
3人はおっかなびっくりで聞こえた方向に進む。
大きな岩を曲がる瞬間、近距離からの咆哮が三人を襲う
先を行くミヤショーとキシモーンは気絶してしまった。
丸山は膝が笑っている。
心臓バックバクである。
丸山
これはかなりヤバイぞ!
倒れた二人に近ずくと声をかける。
「おい、大丈夫か?」
?
大丈夫に見えるか?何とかしろ!
女の子の声がする。
いきなりの怒声に驚き前を見る。
氷壁があるだけである。
丸山
?・・・え?
?
上、上だ!
氷壁に見えたのは胴体であった。
見上げるとシルバードラゴン・・いや、巨大な銀色の東洋龍が塒を巻いて燃える様な灼眼で見下ろしていた。
丸山
ウオー!神龍じゃー
100mはあるぞ!
龍
おい、お前!!
何とかしろ!
丸山
な、何とか?・・何を?
龍
歯が痛い!!
そう言うと上を向き息を吐き出すとダイヤモンドダストが辺りを包み、一気に天候が下りだす。
丸山
うっ、一気に気温が下がる。
これが、ま、守り神なのか!?
龍
おい、早く痛い歯を何とかしろ!!
そう言うと口を開けて上から丸呑みする様にのせる。
飲み込まれそうな体制の丸山は生きた心地がしない。
龍
下の奥歯!!
丸山
あっ、穴の空いた歯が一本見える。
少し、歯をコンっと叩く
「これか?」
龍
ウッギャース!!
お前!殺すぞ!?
丸山
ひー、心臓麻痺起こしそうだ。
すまんが、歯科医では無いのでちゃんとした治療が出来ん。
〔って言うか歯科医で治療できるのか?〕
ヒガシカワンまで行けば何とかなるとは思うのじゃが・・・
龍
わかった、連れて行け
そう言うと右手にキシモーンとミヤショーを掴み、左手に丸山を掴むと飛び上がる。
丸山
ウオ、はやっ!あ、あそこ、あそこ
物の1分で役場前に舞い降りる。
世界の終わりのような大騒ぎである。
指揮官
くっ、1分、1秒でもいい、時間を稼げ!
それが一人でも多くの民間人を救う可能性に繋がる!
隊員諸君、心臓を捧げよ!!
一気に隊員の士気が上がる。
龍
うるさい、うるさい、うるさい!!
話しを聞け!!
声が辺りを震わせる。
急激に気温が下がり、吹雪が襲う。
最高潮だった士気は一気に萎む
丸山
待ってください!
丸山です!
ここで丸山から事情が伝わる。
おっかなびっくりな歯科医の抜歯が始まる。
歯科医は麻酔医をしますね。デカイ注射を10本ほど打つ、麻酔が効いた頃に隊員達が歯科医の指示でバールを歯茎に差し込んで行く三時間後の夜に歯がやっと抜けると、痛み止め、化膿止め、消毒液を大量に使用する。
歯科医
はっきりとは言えませんが明日の午前中までは薬が効いていると思います。
また、明日きます。
そう言うと歯科医は戻っていった。
龍は久々の無痛にスヤスヤと眠り出すのであった。
次話、水崎です。




