表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第十三章 新たな脅威
279/958

第二百七十九話 勇者王

Back to the



少し戻って去年の年末

R2・12・25(金)9:30

カーゴシーマンの地 キリリンシマ国 勇者連合本部(旧キリリンシマ本部庁舎)


第一、第二、第三の師団長(旧大隊長)と林田はやしだ 蒼楽そらと他数人が居た。

論功報償の評定の為であった。


注目はやはり勇者ソラ事、遊撃隊の隊長、林田はやしだ 蒼楽そらであった。

一番槍多数、無血開城も多数、電撃戦でいくさを短期間で終わらせ、ヨンコク大陸の西の黒の女王様と盟約を締結させ、魔王アーネサンの連合との同盟、キューシンズ大陸全てを勇者連合に加盟させ、様々な助言でトミーマーリン姫を助け、キューシンズ探題へと押し上げた。プラス、三頭のドラゴン使役である。


二番手は第三師団長事、スギココロンであった。


第一師団長

うーむ、お屋形様は、勇者殿に対してどういった褒美を出すのだろう?


第二師団長

自分の論功報償よりも気になりますな。


第三師団長スギココロン

確かに我らの報償は何と無く読めるが蒼楽殿の分は読めぬ。

おっ、お屋形様のおなりですぞ。


その場の全員が胡座あぐら座りのままこぶしを付け、頭を下げる。


第一師団長

お屋形様、皆の者、揃っております。


トミーマーリン姫は上座に座ると

うむ、一同、おもてをあげよ。


一同、ははあーと頭を上げる。

足軽から論功が始まる。


トミーマーリン姫

足軽Aよ、此度の働き、誠に見事であった。

そちは、来年から足軽頭あしがるがしらじゃ!

それとコレじゃ、場所は限らず使用可のプロレス特設リングサイドの礼和3年の年間パスポート券、5枚と感状じゃ、受け取るが良い。


足軽A

ははあー、ありがたき幸せ!


スギココロン

ほう!特設リングサイドの年間パスポート券は確か一枚10万円

50万円相当と感状と昇任!大盤振舞いでは?


遊撃隊の小隊長の面々も褒美にありつけた。

役職が上がり、2年間の税金免除、金一封付きで有る。

タンナンカーンはそれに感状付きであった。


次々と報償が渡される。


姫の副将がカノヤン国を任される。

一国一城の主である。


一同から「おお」と声が上がる。


トミーマーリン姫

さて、第一師団長よ

そちにはミヤンザッキーの地、南部を任せる。

コレで複数の城持ちじゃの、30%はキリリンシマに収めよ!

家臣には褒美として切り渡しても構わぬ、しっかり努めよ!


第一師団長

あ、有難き幸せ!御意


第二師団長はミヤンザッキーの地、北部

第三師団長スギココロンはオオイッタンの地、全域が任された。


トミーマーリン姫

ふー、最後じゃの

勇者ソラ殿

貴公にはクマモーンの地、全域の自治、独立権を渡す。

それと感状と金一封じゃ。

働きに対して褒美が足りんのは重々承知じゃが、これが精一杯じゃ、許してたも


勇者ソラ

勿体無き、お言葉・・・

恐悦至極に御座いまする。


林田はやしだ 蒼楽そらはこの世界で14の国を含むクマモーンの地を手に入れた。


勇者王の誕生であった。

次話、丸山 岬丸に戻ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ