第二百五十四話 飛龍の拳
ダブルドラゴン
観光がてらに魔王支配領に来ていた青と白は何故か魔王戦に巻き込まれていた。
白
いきなりの大ピンチ何ですけど・・初戦が魔王様って・・スライムも無しか・・
青
いきなり魔王戦ってマジっすか・・
普通は魔王戦って勇者様が参戦するんじゃ無いの?
勇者ソラ
手を合わせてペコっと頭を下げる。
白
青とやるしか無いか・・
魔王は首をコキコキと鳴らして言う、来いよ!
青と白は顔を見合わせると一気に上昇する。
翼をたたみつつ錐揉み回転で魔王目掛けて左右から迫る。
射程距離に入ると遠心力とスピードを活かした後ろ蹴りを放つ!
蒼楽
おお、まだあんな技が!
魔王は素早いステップで避ける。
そのまま青と白は翼を広げ上空に上がると今度は、いきなり呪文の詠唱に入る。
青
三つの心が一つになれば一つの正義は100万パワー!!
白
三つの心が一つになれば一つの理想は100万パワー!!
超振動波!・超真空竜巻!
そして、そのまま火炎放射を上空から行う。
更に高度を取る。
その時、更に上から声がする。
魔王
うーん、攻撃力不足だなと白の背にストンと着地する。
白
や、やられる!!
身体中から嫌な汗が吹き出すのを感じた。
青は慌てて距離を取ろうと離れるが背中の飛び移られてしまう。
魔王
もういいぞ、着陸な。
白と青は離れて見ていた皆の所に着陸する。
魔王はストンと着地する。
白と青は魔王に全く手も足も出なかった。
勇者とは違った強さであり、巧さであり、蒼楽には無い怖さがあった。
蒼楽
山根さん、どうかな?
山根 舞子
うーん、全体的にパワー、スピード、技のキレが不足してるが、ギリいけんじゃない?
まあ、そう言う事だ、青、白、よろしくな!
青
は、はい!姉さん、お願い致します。
白
姉さん、よろしくお願い致します。
そして、ココに伝説者連絡網の構築が始まったのであった。
トミーマーリン姫
では、魔王殿、青でキリリンシマへ戻り、そのままナールトン国へ向かわせて赤が戻り次第にムッツン国へ移動
白は龍王殿に見回りの順路等の仕事を教えてもらい、暫くしたら龍王殿がキリリンシマ国へ来て頂けると言う事で良ろしいかのう?
魔王
ああ、それで良いよ、姫の思った通りにやんな、全面的に協力するからよ。
後、あーしの事は姉さんかアーネサンって呼びな!
トミーマーリン
はい、姉さん、よろしくお願いするのじゃ。
スギココロン
姉さん、よろしくお願い致しまする。
魔王
うんうん、愛い奴らだ!
こうしてトミーマーリンは魔王の全幅の信頼というか、寵愛をゲットしたのであった。
次話、丸山 岬丸です。




