第二百四十九話 イエス! 二人は女王様
都市計画
R2・12・16(水)
エリア ヨンコク トークシーマンの地 ナールトン国 亜里沙教団
久し振りにアビィン 亜里沙達はナールトンに戻ってきた。
サワット チュアムも共に来た事でナールトン国周辺では話題になっていた。
乗せてくれた青と白のドラゴンにチュアム達をムッツン国まで送ってもらっていいかを勇者 林田 蒼楽に聞く為、一旦、白と青はキリリンシマ国へ戻ってもらった。
久し振りのナールトン国は黒色教連合戦争の難民で溢れかえっていた。
亜里沙が受け入れを表明していたので、1万世帯程が集まっていた。
ナールトン国は大きな産業も無く観光と農林水産業がメインの小国であった。
この国の漁師の頭領であるマサッカネンが何世帯かを漁師町や観光施設へ就業を斡旋したが、まだまだ職に溢れる者達が多くいた。
この世帯が安定して暮らせる様にする為、早急な対策が必要となり、会議が行われた。
会議では産業を興すべきで方向性は纏まったが、産業が見当たらない。
ここで亜里沙が教団への正式な参道を決め、寺町や門前町の様に発展させて行く案が出ると採用になる。
この都市計画により、建設業を始め宗教、観光、それらの職人、卸元、運送配送、出店等でかなりの受け皿を確保出来た。
希望者を募り高齢世帯や母子世帯を優先で行く事になった。
それでもまだ、半分の5千世帯が決まらない。
亜里沙達はチュアム達に妙案はないか尋ねる。
ここで、自警隊の出番である。
若い世帯者や独身者を中心に採用試験を受けてはどうか?と話す。
あくまでも志願なので、自警隊が嫌な者や高齢・母子・父子世帯等はムッツン国への移住も視野にいれて希望者を募る。
これで戦争難民は何とかなった。
亜里沙
チュアムちゃん、ごめんね、巻き込んじゃって。
チュアム
ううん、大丈夫だよ、黒の女王同士が助け合わないと、信者さんが路頭に迷っちゃうからね。
ムッツン国に保育園の新設もしなきゃ。
亜里沙
でも、ムッツン国って産業あるの?
チュアムはムッツンでの温泉とタイ式マッサージと食堂にお土産屋、ドリトミーを融合した湯治場を運営している話しをする。
そして、タイ式マッサージ師の養成を行い、そのままチュアム教団でマッサージ師になってもらう考えと新規にマッサージスクール、タイ式料理店、ムエタイジム、レスリングジム、簿記教室の展開も考えている事を伝える。
亜里沙
ふぉー、スパランド経営!流石は社長令嬢様、色々考えてるね!
私達もしっかり考えていかないと!!
こっちも簿記教室と空手道場、ダンススクール始めるね。
チュアム
その内、マッサージ師を送り込むからよろしくね。w
亜里沙
でも、まだ、産業が足りないなあ。
チュアム
ダンススクールやるなら、名物の阿波踊りを活用したらどうかな?
マサッカネン
阿波踊りを産業に?
チュアム
うん、祭りの時だけじゃ無く1年中踊りを見れる様にすれば観光客も途切れずにいいかも?
ナールトン国で難しいなら近隣でもいいんじゃないかな?
亜里沙
うん、それいいね。
この地で一番大きいトークシーマン国で年中、踊りが見れる施設を作れば阿波踊りのダンサーとして生計が!
センガワ
それは妙案ですね。
流石はツイン女王様です。
亜里沙教団は門前街と参道および阿波踊りの施設の建設創案、簿記講師や空手道師範やダンスの先生の育成を決め、人選に入るのであった。
次話、勇者 林田 蒼楽です。
参照
阿波おどり会館
https://awaodori-kaikan.jp




