第二十三話 V3
技の一号、力の二号
後ろから竜の声がする。
自分、ヒーラー出来ます。と、山根 舞子は治せるかと聞くと、スキャンした時にいけそうだったんで、多分、と言うと、ザックンが青白い光りに包まれると、止血され、呼吸が整い、楽そうな顔になる。
そして、竜は言う
その女の子も治しますか?と
山根 舞子は、治せるモノなのか?と聞くと、スキャンしたら、内モモに噛まれた傷と擦り傷や打撲が数カ所、有るだけですから、治りますよ。と言う。
えっ、噛まれただけ?
竜
はい、そうですね。じゃ、治します。と、カニマイカンは青白い光りに包まれる。
山根 舞子
リーダー格の男、ホントのド変態で助かった。
フッフッフ、ハッハッハッハァー!と大笑いをした。
それを見て竜はヤベーぞ!と、思ってると急に喋りかけられる。治してくれてサンキューな!と
あーしは山根 舞子、お前、名前は?
竜は慌てて自分は「クロちゃんです。」と言うと睨まれて、訳がわからなかった。
山根 舞子は竜に聞く、利用されてたと言ってたが、どう利用されてたんだ?ヒーラーとしてか?
竜
いえ、ヒーラーの力は隠してました。
自分は気の力の影響で強くなったり出来るんですが、男達、20人の気で今の姿が保てるんす。
自分、脅し役要員だったっす。
気が供給されなくなると、単なるトカゲクラスっす。
山根 舞子は、まさにヒト〇ゲってヤツだな、と笑ったが竜には何の事だか理解出来てないようだった。
まぁ、取り敢えずクロ、今日から3号だ、よろしくと言うとクロは姉さん、よろしくお願い致します。と言う。
山根 舞子
何で、姉さん、なんだ?と聞く
クロ
姉さぁーーん!って言う魂の叫びが聞こえたら、現れたんで
山根 舞子は、「そっか」とだけ言って、寝ている二人を見た。
そして、二人はすぐに治るかな?と聞くと、二人共、起きるまでは動かさない方が良いっす。
と、答えが返ってきた。
再び、「そっか」と言って暗闇の中でパチパチと音を立てる焚き火に枯れ枝を焚べるのであった。
まとめてUPしてます。
 




