第二十二話 10cm
スリーピーなシープ
怒り、天元突破!
山根 舞子は鬼と化した。
感情が抑え切れずに大粒の涙を流しながら闘う
悲しさなのか、怒りなのか、やるせなさなのか、最早、分からなかった。
ただ、目の前の敵を倒すのみ
一発、一発、ジャブが一閃すると男達の頭がパーンと吹っ飛ぶ!
まさに小型爆弾が爆発したかの様に10cm四方が炸裂する。
その瞬間、自分の頭の中でも音がする気がする。
残り三人になった所で、リーダー格の男が慌てて、何かを呼ぶ
空から黒い竜が降り立つ、そして、山根 舞子に向かい威嚇する様に吠える。
しかし、素早く近付き、左に回り込んで、ボディブローが炸裂!
吠える竜の腹を捉える。
竜は吹っ飛び、岩に激突する。
そして、左右の二人をきっちり2発の10cmの爆弾ジャブで沈める。
リーダーの男が残ると膝まづき、待ってくれ、オレだ、俺だよ!っと言う
涙を流しながら、お兄ちゃんだよっと、戯言を言う瞬間にジャブが頭を打ち抜く!
終わったかに思えたが、しかし、流石は竜、まだ息が有る。
山根 舞子は、竜に向かい、一歩出ると、意外な結果になる。
竜は素早く腹を見せて寝転がると、参りました。参りました。ご迷惑をお掛けしてすいません。と、泣きながら言う
ここで山根 舞子は、我を取り戻し、一連の動作の竜に向かって言う。
テメェ、舐めてんのか?
黒竜は大粒の涙を流して言う、滅相も有りません。
男達には嫌々利用されていたんです。
何でもします。許してください。お願いです。と
山根 舞子は改めて竜を見ると、思わず呟く、黒いリザー〇ンじゃねーか、しかも喋ってるし
敵意の無い竜を無視し、山根 舞子はカニマイカンの元へいく
抱え上げ、二号の元へ足早に向かう
ザックンの元に戻ると、彼の生命の灯火は消えかけていた。
山根 舞子は自分の力では助けれない事を悟り、天を仰いだ。
「すまぬ、二号、あーしの心の中で生きよ」と呟く。
まとめてUPします。
 




