第二百八話 親友(マブダチ)
やられたよ
R2・11・6(金)夜
水崎とカッスンガーはトヨアッキンとヨッシーンの家(倉庫)に出向いていた。
トヨアッキンとヨッシーンとホームパーティーを急遽、開いたので有る。
知らない人も多いが見た事ある人も多かった。
水崎 叡
今日は呼んでくれてありがとう、これ、飲んじゃって!
クロンサキ商店街で購入した日本酒の樽を大八車から降ろすと差し入れる。
トヨアッキン
水崎ちゃん、カッスンガー、サンキュ!
これで、もっと盛り上がっちゃう感じ?
ヨッシーン
叡ちゃん、カッスンガー有難う!
朝まで飲めちゃう感じじゃ無い?
四人でウェーイでパーンが入ると笑い合う。
トヨアッキンとヨッシーンは水崎達に先に楽しんでてと中に入ってもらう。
大事をとってカッスンガーには持ってきた椅子に座ってもらう。
カッスンガーは早過ぎるよ、まだ身重ってほどでも無いし、働いているんだからwと笑っていた。
ただ、水崎はどうして良いか分からないので、慎重になっていた。
料理、取ってくるよ、何が良い?
お酒は少なめにね。
水、持って来ようか?ジュースが良い?
辛かったら言ってね、大八車で運ぶから!
カッスンガーは大袈裟な叡が可笑しくて堪らなかった。それと同時に凄く大事にされているのを感じた。
何処からか現われたメグミンルンが声を掛けてきた。
他愛も無い話をしているとかなり人が増えてきた。
その、約10分後にトヨアッキンとヨッシーンが入ってきた。
トヨアッキン
今日はみんな、ウェーイでハッピーになっちゃってください。
ホムパ初なんで、ダメダメかも知んないけど、ゆっくりしてって!
ヨッシーン
なんかあったら言ってもらえると助かるんで言っちゃってね。
トヨアッキンとヨッシーンは続けて話す。
俺らの大事な親友が二人いてー
そいつら男女で付き合っててー
おめでたでー
サプライズでー
カッスンガーと水崎 叡の二人おめでとう!
皆が叡達を中心に拍手喝采だった。
二人は驚きを隠せなかった。
トヨアッキンとヨッシーン
ウェーイでパーンと手を合わせると会場が一体となり、「サプライズ大成功!」と大合唱だった。
カッスンガー
ああ、やられちゃった!
そう言うと大粒の涙が頬を伝う。
水崎 叡
ああ、ホントにマジで、やられちゃったよ。
水崎は有難う、有難うと言いながら、満面の笑みで男泣きをするのであった。
つづく




