第二十話 それは紛れもなくヤツ
言霊
ザックンがこのまま、いけるか?と思った瞬間、大声が!
ヒュー、やるじゃねぇか!だが、そこまでだな!
リーダー格の男にカニマイカンが捕まっていた。
首筋にナイフを当てながら、久々の女だぁ、ガキとは言え、興奮するぜぃとニヤニヤしながら
ザックン
待ってくれ!まだ、子供じゃ無いか!
離してやってもらえないか?
リーダー
先ずは武装解除しな!話しはそれからだ
ザックン
わかった、武装を解除したら、その子は許してもらえないか?
リーダー
ただし、お前の命はもらうぜ、いいか?
ザックン
・・・わかった、解除する。
武装解除したザックンが引っ立てられると、リーダーがザックンの顔を蹴り飛ばす。
周りの男達は笑いながら見ている。
ザックンは口の中を切り、血を流しながらリーダー格の男に、その子はもういいだろ?と言う
リーダー
ああ、約束だからな。
ザックン
すまない、恩にきる、ありがとう
リーダー
お前を痛め付けた後で、全員でタップリ可愛がってから、後を追わせてやるよ!へへっ
ザックンは悲痛な顔で叫ぶ、なっ、そんな!
リーダー
あー、良い顔だ、G10、その顔が見たかったんだよ!
ヤロー共、やっちまえ!
ガキは奥へ連れていって楽しむか!ハッハッハッ
今日はハッピーだぜぃ!
カニマイカンはこれから起きる事に恐怖し震えた。
リーダー
お嬢ちゃんも良い顔するじゃねーか!
たっぷり、優しくしてやるからよ、ヒャッハー!
ザックンは嫌がるカニマイカンの首筋を舐めながら連れていくリーダー格の男に必死にやめろ、やめてくれ!待ってくれ!と言うが、斬られ、殴られ、蹴られて血だらけになる。
数分後、途切れ、途切れにヒュー、ヒューと虫の息で自らの血に染まる。
最後の力を振り絞り呼ぶ
魂の声で叫ぶ
「姉さぁーん!」
 




