表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第二章 山根舞子の章
18/957

第十八話 そうさ今こそ

アドベンチャー


出来たてのカードを出すように言われたので、カードをカニマイカンと一緒に渡す。


ザックン

緊急の依頼(クエスト)になります。

カードに依頼受注状態にしておきます。



ウマルチャン探共(たんきょう)緊急依頼


内容

ハマンヒガン島の周辺環境及び黒竜らしき生物の調査


受注日

令和2年5月1日


期限

一週間


報酬

500万円


受注者パーティー

山根(やまね) 舞子(まいこ)  Gゼロ

カニマイカン Gゼロ

ザックン G10


Tカードに定期券の様に表記されている。


山根(やまね) 舞子(まいこ)は唸った!

これだよ、コレー!

オラ、わくわくすっぞ!


ザックンが黒い日本の鎧、鉄の西洋兜に背中に中華風の蛇矛、左胴に赤い紐の十手と日本刀の脇差のセット、手に薙刀、首にヌンチャクをぶら下げて来た。

彼なりの完全武装(フルメタルジャケット)だろう


カニマイカンは竹刀を渡されていた。まぁ、無いよりマシか


(あね)さんは、武器、何使いますか?と聞かれて、武器は使った事無いんで、素手でいいと言うと周囲から、おぉーっと声が上がり、竜絡みの依頼で素手かぁー、スゲーと、色々な響めきが上がった。


しかし、500万?報酬多いな、凄いな?と、ザックンに聞くと、命の値段としては三人で500万は安い方です。

情報収集がメインなのもありますが、本来は入会したばかりのグレードゼロの方だと数万円の仕事が限界なのですが、今回は特別です。だ、そうだ。


探共(たんきょう)を出ると、大きな大八車に折り畳み式の手漕ぎボートが乗っていた。

ザックンが引きます。と、言って重そうにゆっくり引くのを見て、じれったくなり、二人を荷台に乗せて、山根(やまね) 舞子(まいこ)がビューんと引っ張って走ると周りは騒然とした。

速い!早過ぎる!もう、あんなに小さくなってると


五分ほど走ると島に近い港に付いた。

荷台で二人共、転げ回って、ヒーヒー言っている。


久々に走った気がしたが、重力の影響か、あんまり疲れなかった。


気になり二人に体重を聞いた、何キロ位?と


カニマイカン

3kgっす。


ザックン

5kgっす。

舟が6kg、大八車が1kgです。


合計15kg!かるっ!


1/10の重力で体重が1/10でオモリが36kg・・・まだ、軽いなと感じた。


それだけでなく、力の伝達が異常に感じる。


手漕ぎ舟を海に浮かべて乗る、島は見えている。


オールを持った山根(やまね) 舞子(まいこ)は漕ぎだすと、二人は魔法高速船より速いと驚いていた。


実際、山根(やまね) 舞子(まいこ)自身、ボートレース並みの速度に楽しくなって、笑いながら漕いだ。


笑顔のハイスピードに二人は内心、少し、怖くなり、(あね)さんヤベー!と声に出ていた。


嵐も高波、暴風雨も無く島に到着、呆気無かった。


舟を畳んで木の下に置くと、山根(やまね) 舞子(まいこ)は二人に言う。


呆気無く着いたけど、本当に竜、いんのか?と青空を見ながら言った。


ザックンは調べてみないと真実は・・・と歯切れ悪くなった。


まぁ、探検いくか!と言うと、島の中央に向かい歩き出す。


暫く、歩くと真ん中に着いたんで、野営にする事にした。二号はいけそうだが、一号はバテバテだなと感じたのと、夕暮れ近くだったからである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ