第百七十九話 イカす娘
侵略三倍返し
前回からの続き
アマアマミン国に勘違い探求者を焚きつけて、勇者として送り込んだ北の将軍と副将軍をぶっ飛ばすべく、三号は、やる気満々の山根 舞子を乗せタネガン島上空に入った所だった。
三号
姉さん、直接、首都に向かえば良いんですか?
山根
ああ、直だ!
折角だ!魔王アーネサンと龍王 暗黒竜で行こうぜ。
三号
だ、ダークネスドラゴンっすか?うわー、カッケーなあ・・
山根
だろ?
三号
〔あいたたたー、嘘でしょ?痛すぎるよ〕
ハイ・・
あっ、政庁庁舎が見えて来ました。
魔王襲来に人々は家に閉じこもり、人が全然見えない。
山根
景気付けに建物の上の方、溶かしちまいな!
三号
えっ?あっ、ハイ
じゃー、行きます。
暗黒竜は息を吸い込むと白色炎を建物上部に浴びせる。
庁舎前の広間には建物上部が溶け落ちる。
そこに暗黒竜は着陸すると、魔王は大声を上げる。
魔王アーネサンだ!
今直ぐに話しが出来る奴を寄越さねーと島自体を溶かす!
五分だけ待ってやる、早く来いや!!
圧倒的な力を前に兵や役人達がオロオロと狼狽える。
3分後に書記長を名乗る者が走り出た。
書記長
魔王様、お待たせ致しました。
山根
オメーが一番偉いのか?
しかし、おっせーんだよ、じゃ、島は溶かす方向で
書記長
えええー、まだ三分じゃないですか!
魔王様、お待ちを!今、一度チャンスを!お願いで御座います。
山根
てめー、あーしの事、なめてんだろ!
書記長
そんな滅相もない!
山根
じゃー聞くが、こうなるの分かってて、アホ将軍、匿ってんだろが!
書記長
ち、違います、不法入国者としてこの近くで厳しい監視下にいます。
匿ってなどいません。
山根
ふーん、じゃー案内しろよ。
書記長
は、はい、こちらになります。
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掘っ建て小屋の入り口に兵士が一人立っている。
山根
ここか?
書記長
はい、ここで御座います。
山根
邪魔するぜ、アホ兄妹
将軍&副将軍
うっ・・何故ココに・・
山根はニヤッと笑いながら伝える、「侵略するでゲソ」
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ニシノンオモッテー国の無条件降伏の条件として将軍と副将軍は処刑され、現行法は廃止となり、アマアマミン国と同じ法律が施行され、トップは竜王となり龍王国に取り込まれたが、めんどくさいので議会や政治機関や人員等はそのままにすると、政府の皆から感謝された。
そして、ここに将軍の野望は潰えた。
実質、龍王国はウマルチャン国、ナゴナ国、アマアマミン国、ニシノンオモッテー国と周辺地域を参加に置く、サツマアゲン連邦の次に大きい国家と相成ったのであった。
参照
侵略!イカ娘
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/ika-musume/
次話、林田 蒼楽・アビィン 亜利沙・チーギューンです。




