第百七十二話 ホウレンソウ
ホウレンソウ
報告・連絡・相談の頭文字を取ったビジネス用語
東へ
カーゴシーマンを南下しヤック島を過ぎた海域にて、三号と対峙したタケユディーンは、一路、東へ転身した。
現在、タケユディーンはオキンダイトウ島と言う無人島で野営に入った所であった。
タケユディーン
おのれ、龍王め!私だけならまだしも、偉大にして至高なる御方、魔王 アーチャー様を愚弄しおって!ただでは済まさぬ!
しかし、魔王を名乗るアーネサンとは何奴なのだ?
あの龍王が配下と言う事は強ちアーベン神と闘ったと言うのも真実やも知れぬ。
一旦、報告へ戻り指示を仰ぐべきか?それとも情報収集をすべきか?
いや、今日はもう考えるのは止めて休もう、少し寝て、起きてから決めよう・・今日はもう疲れた。
まだ、日が沈んでいなかったが、長距離の飛行と色々有ったのが体力や思考能力を奪った。
沈み行く夕日を見ながら眠りに落ちて行く。
夜明け前に目覚めると魚を焼き朝食をとると考えがまとまった。
タケユディーン
やはり、報告が先だ!
腹は立つが感情に流されるままに動くべきでは無い。
龍王であの強さだ、どんな能力者がいるかもわからない、それに、私以外にヤポーネに潜入している者もまだいるし、報告最優先だ。
ここからは超長距離だ、島も無い、高速ノンストップだな、気合いを入れるか!
そして、一路、飛び立つのであった。
次話はパージメンがメインです。




