第十六話 ご登録内容は
ご登録内容は
ザックンはさっきの気迫、怒声にびびって臣下になるべきだと考えた。
気迫だけで固まらせ、怒声だけで魂を持ってかれそうになった。
国王兼、探共長として、現役の探求者として、色々と見聞きをしたが、古今東西、聞いた事の無い強者で有るのは誰でも分かる。
しかも、怒声には魔力が感じられず、デス系魔法でも無いのにである。
そして、姉さんから聞かれる。
何で住所から伝説者ってのがわかったんだ?
ザックン
他の伝説者からの協力で主要な地名48箇所を始め様々な地名を登録していたからです。
おい、今、他にも伝説者が居んのか?と、聞かれ、個人情報がと、言おうてして、姉さんの眉間にシワが入った瞬間、調べます!と、即答
わかってんじゃ無えか!と褒められ、あざまっす!と言って首を垂れる。
ザックンは肩書きが、キャリアが、年齢がとか言うレベルでは無いのを感じた。
この方の気持ち次第でコノ国ごとき、周辺国も、オーキナーゼンの地さえ、どうとでもなる。
罷り違っても怒らせてはいけない、しかも、存在自体が大いな抑止力になる。
この場にいる者の総意であった。
姉さんが出された、お茶を啜っていると、職員が付箋の付いたデータを持ってきた。
職員から引ったくるように受け取るザックンに、職員は引きつった笑顔で下がる。
ザックン
付箋の箇所をめくり、ここ最近だと、137年前、84年前、2年前に伝説者の登録が有ります。
内、残存されてる伝説者は2年前の方のみで、藤井 智美と言う方が該当します。
山根 舞子
「ほう、で、どこ住みよ?」
ザックン
オーキナーゼンの地、イシンガッキー国です。
こっから魔法高速船に乗って3、4日は掛かる所です。
山根 舞子
ん、魔法高速船ってなんだ?魔法を使用した船って感じか?と横を向く
カニマイカン
ですです、速いです!
山根 舞子
ふーん、魔法高速船かぁ!どんなのか気になんなぁ!
藤井 智美は、会わねばならない相手だな、いくか?イシンガッキー
ザックンが恐れながらと喋る。
探共の依頼中でイシンガッキーに居ませんが、ウマルチャンには来るハズです。
山根 舞子は、どれ位で来る感じ?と聞くと、依頼をこなしながらですので、遅くとも一週間以内との事だった。
うーん、行き違いが有るとイヤだなぁー
そして、ザックンに言う、おい、誰でもいいから、藤井ってのがきたら足留めさせときな、近くに宿を取って、毎日、来っからよ!と、言うと、ザックンは今は使って無い職員用の広めの宿直室があるので、そちらで宜しければ、お使いくださいと申し出たので、ワリーな!と、やっかいになる。
で、ただでやっかいになるのも、何だかなぁー、何か困り事ないか?
あーしで良ければ手伝うよ!と言う
ザックン
本当ですか?姉さん!!
山根 舞子
あーしに出来る事ならな、何でも言いな!と言う
ザックン
マジっすか、マジ卍ー!
溜まってきたのでまとめてUPします。
参照
石垣市
https://www.city.ishigaki.okinawa.jp
 




