第百二十四話 女王様、お借りします。
レンタル女王様
数日戻ります。
アオーン・モーリンの地 ムッツン国 教団施設の健康温泉センター
夕方、温泉にセンガワとオチアインの姿が有った。
今回、転属してきた、オチアインの歓迎会で、入浴&マッサージの後、焼き鳥屋で一献と言う流れだった。
二人は風呂上がりにマッサージを受け、リフレッシュし、ベンチで夕涼みをしていた。
センガワ
〔今日は流石にチュアム様には逢えないか・・〕
オチアインさんは、酒はイケる口ですか?
オチアイン
2、3杯で真っ赤ですよ、何でも呑みますが、ツマミが無いとダメなタイプです。
センガワ
はっはっは!自分もそうです、酒代より肴代の方が高くつくんだな。
そこに、黒の女王 サワット チュアムが現れる。
オチアイン
えっ!く、黒の女王様!?
慌てて、片膝を付く。
センガワも併せて、片膝を付きながら満面の笑みで挨拶をする。
チュアムは、あっ!カエルさんだぁ!?と、普通に抱き付く。
センガワ
ちゅ、チュアム様、他の人の目が有ります。
オチアインは、黒の女王様に抱き付かれるセンガワを見て、絶句する。
〔えっ?何が、どうなって?どう言う事?〕
抱きつき、すりすりしながらチュアムは話し掛ける。
カエルさん、今日は帰っちゃうの?
センガワ
これから、焼き鳥屋で彼の歓迎会をしようと思いまして・・
チュアム
えっ、良いなぁ!焼き鳥、食べたい。
センガワ
焼き鳥屋さんにチュアム様をご案内する訳には、教団や信者達に怒られますよ。
チュアム
えー、良いじゃないですか?、ちょっと待ってて、聞いてくるから
チュアムは何処かに走り去る。
オチアイン
あの、センガワ海将!、どう言う事ですか?
何故、女王様に抱き付かれてるんですか?
センガワは、バツが悪そうに経緯を語った。
オチアイン
チュアム様のボーイフレンドが貴方だとは・・
〔スゲー事、聞いたぞ、どうするオチアイン?〕
あっ、えーと、ココだけの話しにしておきます。
センガワ
助かります、なんせ自分以上に立場がある方なので・・
チュアムがマサンヒトンとトヨコーンを連れて戻ってきた。
センガワ
〔焼き鳥屋は流石に無理だろ?〕
チュアム
良いって言ってるから、連れて行ってね!
オチアイン
えー、焼き鳥屋さんですよ?良いんですか?
マサンヒトン
ええ、チュアム様の建ての御希望ですので、それに、センガワさんならチュアム様のナイト役も適任かと思います。
マサンヒトンとトヨコーンを始め教団は、内心、自警隊をとある理由で利用しようとしていた。
そこにチュアム様が上手く動いてくれた。
トヨコーン
センガワ殿、チュアム様のナイトとして、ご案内を頼みましたよ。
センガワ
はい!命に代えても御守り致します。
〔大事になってきたぞ!〕
女王様をご案内致します。
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焼き鳥屋の座敷に上がり、三人は座ると、オチアインは初めて自己紹介をチュアムにする。
チュアム
転属元のヨンコク大陸、トークシーマンの地って亜里沙ちゃんが居る所?
オチアイン
はい、西の黒の女王様を遠目に見た事があります。
チュアム
そうなんだ、亜里沙ちゃん、無事に女王様やってるんだ。
亜里沙ちゃんが西の女王様なら、私は東?北?あっ、東北?
オチアイン
いえ、便宜上、方角を付けただけです。
チュアム
オチアインさん、他に亜里沙ちゃんの話しとか、ヨンコク大陸の話しとか聞かせてください。
カエルさん、お腹空きました。
センガワ
あっ、メニューです。どぞ!
この焼き鳥屋は「聖焼き鳥屋」と後に改名するのは別の話しである。
三人はとりま乾杯をするので有った。




