第百一話 通行料
会食
夕暮れ前にサイサイトンの中心部へ到着する。
本部庁舎に入ると各部隊事に明朝出発
遊撃隊全体に対して会食を共にと、姫から招待され、コレを受ける。
第三会議室で会食を行うとの事で会議室付近で遊撃隊全員で姫を待っていると、姫のお付きのタンナンカーン以外はガチガチだった。
林田 蒼楽
みんな、硬いよ、ご褒美なんだから、楽しんだ方が良いじゃない?
タンナンカーン
うん、林田様の言う通りじゃ、気を張り過ぎては味や話しの内容も判らぬではないか、後で自慢話が出来る程度にはせんと、損じゃぞ。
林田 蒼楽
楽しんで行こう!はい、笑って、笑って
少し硬さが取れた頃に姫とスギココロンが現れた。
トミーマーリン姫
待たせたかの?と会議室へ入って行く。
口の字形に並んだ机の上には料理が用意されていた。
上座の真ん中に姫、左がスギココロン、右が林田、そのまま、左回りにタンナンカーン、年配の順に並んで行く。
トミーマーリン姫
さて、ミヤンザッキーの地の中間地点まで来た訳じゃが、遊撃隊の活躍、目覚ましいモノが有る。
感謝と慰労を兼ねての会食の場を設けた。
今日は是非、楽しく食べてたもれ
飛魚の姿焼き、牛ステーキ、鳥の南蛮焼き、汁物にマンゴーと地産の食材に舌鼓を打つ
そこに火急の使者が来る。
火急に付き御免、お館様!ヒューガン国とノベオッカン国が下りました。
トミーマーリン姫
あい、わかった、ご苦労!
使者が下がると、姫は包囲しかしておらぬのに、ミヤンザッキーの戦が終わってしもうた。と洩らすとスギココロンもわたくしもです。と洩らす。
林田 蒼楽
このまま、北進しちゃう?
トミーマーリン姫
・・そうじゃの、人は流れに乗ればいい!一気に行くか!
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所変わって、ヨンコク大陸 エッヒメンズの地
亜里沙とマサッカネン、タカショタの一行はオオッス国から南進しセイヨン国、ウワジマクン国と移動した。
先行するヒーデキンが内情を探り、合流する。
ウワンジマクン国より南の連合兵はスックモン国から海路でキューシンズ大陸へ撤退したのがわかり、北西に有るヤハタンハマー国を目指した。
先にヤハタンハマー国に入ったヒーデキンは連合兵士内の士気低下を顕著に感じた。
黒色教連合兵士達は聖戦と位置付けたヨンコク大陸進行が自らが信仰する黒の女王の出現に、戦いの正当性が見出せないでいた。
キューシンズ大陸へ引き上げるべきか、連合の総大将は悩んでいた。
オオッス国やセイヨン国から合流してきた兵達は黒の女王様は本物だったと口々に話した。
その時、何やら喧騒が聞こえてきた。
兵の一部が旅人から小遣い稼ぎの通行料をせしめるのが口論に発展したようだ。
バカが素直に払えば良いモノをと、止める気すら起きない程に士気はガタガタに落ちていた。
絡む兵達に旅人達が指揮官は知ってるのか?上の者を出せと言ってるのが聞こえ、面倒かけんなよ!と、呟きながら女性の総大将は現場へ向かうのだった。




