先輩達の夏
初戦を突破した翌日に二回戦が行われた
東北大会二回戦 藤崎シニア(宮城)対北条シニア(宮城)
ウチの先発は二年生の真木先輩、北条シニアの先発は右投げのオーソドックスなタイプ
「航先輩と優斗先輩の2人だけが二年生でスタメン貼ってるのに主力って感じですごいよなー」
「どっちも小柄なのにな」
「それチクっていい?」
「ガチでやめてくれ、シメられるヤダ」
なんて同期の信彦とふざけた話しているうちに試合が開始された。
初回の南先輩の二塁打から佐々木先輩の進塁打、広瀬先輩がセンターへタイムリーを放ち、その後相手のエラーやヒットで4点をとった。
真木先輩は165センチと少々小柄ながら120キロ後半のストレートを投げ、力強い投球で相手打者を打ち取っていった。
3回に1点、6回に2点をとり
結果的に7-4で勝利した。
最終回にピンチを招き、真木先輩から澤田先輩に投手交代し、2点を取られるも後続を打ち取りゲームセット。
東北のシニアの数は約55チームなため、二回戦を突破すればベスト16、3位までが全国大会に出場できるため、あと3つ勝てば全国大会へと出場する。
こんな強い先輩達が負けるところなんて想像つかない、本気でそう思っていた。
二回戦が終わって数時間後に行われた三回戦。
藤崎シニア(宮城)対白神シニア(青森)
4-6で敗北し、先輩達の夏が終わった。
浜田信彦
春日リトル出身 佐藤拓哉と同期
右投げ右打ち
ポジション 一通り経験 希望はショート サード 外野の3つ
リトル時代は4番でキャプテンを務める。
身体が一回り大きく、それを活かした力強いバッティングが持ち味で、同期の中では1番野球歴が長い。
ガキ大将気質だが、先輩にはよくイジられる。
同期の中でもかなりのおとぼけキャラで、信彦と悠輝のせいで拓哉はツッコミキャラになっていった。
意外とインドア派のゲームや漫画好きでそこも拓哉と気があう。