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海外で始めて入院してみた

作者: 朝樹と詩歌いの羊

初の対談方式のエッセイ作ってみました。

二人で雑談交えて、話し合いながら作りましたエッセイです。

ちょっと違う形のエッセイ楽しんで頂ければ嬉しいです。

詩歌いの羊: 


はじめまして、では有りませんが。 何時もコメントやお便りありがとうございます


私の励みになっています~


さて、今回の対談ですが朝樹さんの書かれたエッセイ 〝ちょっと難病になってみました -看護師が患者になるって結構大変-” を読んで色々と共感したり、看護婦さんの視点で書かれていてとても面白かったので、私の海外での入院経験を書きながら、朝樹さんに解説などをして頂けたらなぁ。って感じで進めたいと思っています。




まずは私の事も説明しないとこのエッセイを読んで下さっている方には解らないですよねぇ。


私も実は朝樹さんと似たような膠原病に掛かっております。 病名はBrachial neuritis 、日本語では腕神経炎, 腕神経叢炎と言われています。 


私の場合は海外ですが、朝樹さんと同じ様に入院して大量のIVIGの投入をしました。 


IVIGって大変なんです。大体一回の投薬が点滴で3時間半ほど私の場合は掛かります。 と言うのも投薬中に頭痛を起こすので、投薬スピードを上げる事が出来無いんです。投薬前に頭痛薬飲みますが、あまり効きません。




朝樹: 


IVIGって血液から作られているのですが、もちろん詩歌いの羊さんが使ったのはその国で作られた物ですよねぇ?でも元々グロブリンってスピードは速いと副作用は出ますけどね・・・




詩歌いの羊:


そうですよ~、こちらの国で作られた薬です。 そうなのか~、やっぱり投薬速度とかそんな事も影響が有るんですねぇ。




まあ、そう言った色々な事が有り5日間の入院が6日間に為ったりして、色々と楽しい事が有りました。




日本でも入院とかした事のない私が、初めての入院、それも海外での入院です。色々と不安の中での入院でしたが、必要な物の確認とか、ヒマになりそうだから本とノートパソコンを持って行きました。


まず、聞いていたのは4人部屋って事だったんですが、病院に着いたら何かの手違いでベットの空きが無く個人部屋に為りました。 ラッキー (๑→ܫ←)


お金の事確認しましたら、あちらの手違いなので、支払う必要が無いとの事。こういった事も有るもんなんですねぇ。




朝樹: 


海外の病院って綺麗さとか使用のしやすとかはどうですか?




詩歌いの羊:


海外の病院って言っても私の場合知っているのは入院した病院ですが。 とにかく大きいです、そして古いですねぇ。 古い部分を残しつつ、近代的なビルとかが混ざっているので見た目は雑然としている感じかなぁ。 しかし、古いビルでも中身は綺麗にしてあるので安心はしますよ。


後、日本の病院って私立の病院と公立の病院ってわかれてますよね。


私が入院した病院は私立と公立の病院がくっついています。 


皆さん???って思われると思いますが、要は一つの病院がそれぞれ私立と公立の部門を持って入るんです。。。。。。。。


私は公立の方の病院でしたが、まず、8階とか9階建ての建物が5つ程有るんですよ。。。。。。。


公立と私立の専門病棟、ガンセンター、小児科、女性、と5つのそれぞれの部門のビルディングが有ります。


それプラス、検査専用の所や一般病棟があるビルディングとまあ、とてつもなく大きな病院です。


ハッキリ言って大きすぎて大変です。




日本にも大きな病院は有ると思いますが、海外の病院は大きな所が多いですので、あまり気遅れしないでくださいねぇ。






入院中に面白かった事は、MRIを使う前に造影剤を入れての撮影だったのですが、この入院中が2回目の撮影でした。


入院前に首のMRIを撮っていたのですが、その時もあまりに強い磁気の為しばらく歩けないという事が有りましたが、その他は大丈夫でした。


ですが、この入院中の2回目のMRI後にまず胸に赤いポツポツが二つ程あるのを見つけ、看護婦さんを呼び出すボタンを押して看護婦さんに何か虫に刺された見たい。って説明していたら、看護婦さん私の顔を見て、あ、アレルギーが出てる~ とバタバタと先生を呼びに行かれました。


なんと、私が看護婦さんと話している間に顔にもポツポツと赤い発疹が出来、それが体中に広がり、顔がはれていってたのです。


私は一回目の時には大丈夫だったので、2回目で造影剤にアレルギーを起こすなんて思いもよりませんでした。


朝樹さん これって普通なんですかねぇ?




朝樹:


MRIの二回目は磁気の強さの問題でなく、アレルギーの問題で動きにくかったんでしょうね。二度目でアレルギーと言うのは珍しくありません。




詩歌いの羊:


やっぱりそうなんですねぇ。 




そうそう、皆さん英語とか自信がなくて、ましてや医療英語大変ですよね。


そういう時は通訳を希望してください。 大概の国では無料で通訳をしてくれる様に為っています。


恥ずかしがらずに、何でも希望しましょう。


大概の事は直ぐにしてくれますよ。お医者さんも看護師さんたちも、とってもフレンドリーな方が多いです。


だから、変に我慢とかしないで、のどが乾いたから水下さい。とか、寒いから毛布下さい。とか、積極的に言う事をお勧めします。








後はまあ、入院中の日常的な事で最大の違いって食事な様な気がします。


日本の病院って3食決まったものが出ますよねぇ。


まあ、特殊な病気とかは除いて何ですが、私みたいに直接内臓とかに影響がない場合、メニューから選べるんです。


朝食、昼食、晩御飯、朝のおやつと昼のおやつなど5食出ます。 大体、3種類のメインの中から一つ選んで飲み物とかデザートまで、選べるものが多かったです。


メニューは一週間の献立が載っていて、毎日食事の担当の方が翌日何が食べたいか聞きに来てくれます。


今はノートパッド持って私が選んだ食事を入力するんですよ。 変に近代化してて面白いなぁと思いました。


結構、この食事を選ぶのは楽しかったです (o^冂^o)♪゛ ハハハ




しかしです! 今一つ大変な事が有ります。


まあ、私の場合もIVIG投薬中の頭痛やIVIG後には胸の痛みを憶えたりして、すっかり疲れていたり。


元々高血圧持ちなんですが、その血圧がちょっと高めとか、色々な要素が有りました。


その為、4時間ごとに血圧やら、心拍、体温のチェックに来られるんですよ。。。。。。。


それに、病院内って結構やかましい。 あちこちで色々な音がするんです。


おかげで、ゆっくりと寝る事が出来無いので、結構疲れるんです。


これ、結構ポイントですよ (・ ko・)小声




後、もう一個入院中に驚いた事なんですが。


私が入院している病院はとても大きな病院で MRIやX-rayとかエコーとか入院中に色々と検査していたわけですが、その入院中、歩けないんです。。。。。。。。


検査に行くのは常に車いすに乗って。補助の方に押されて行きます。。。。。。。。。


歩けるから、大丈夫だよ~ 歩くよ~ と言ってもダメです。病院の方針で、って言われて仕方なく車いすに乗って押されてました。。。。。。。。。 なんか、もの悲しく為りますよ。。。。。。。。




朝樹:


あと、検査の時に歩かせないっていうのも事故防止には有効だと思います。さすが徹底しているんですねぇ。




詩歌いの羊:


ですねぇ。多分アメリカほどでは無いですが、マスコミとかで直ぐに叩かれるのでそう言ったリスク管理は高いと思いますよ。




朝樹:


海外の入院で一番心配なのは保険なのですが、羊様は出国時に手続きされていたんですか?




詩歌いの羊:


あ、私の場合はこちらの国で保険とかに入って要るので全てそれで賄っているのですが、海外旅行の場合、入って要る保険の種類によってカバーが違いますので、それは良く確認して下さいねぇ。必ず加入している保険会社に連絡してカバーの範囲を確認しましょう。それから海外では救急車は有料の国が多いので、それも注意です。


朝樹:日本のも有料にすればいいのに…(ボソッ)






朝樹:


興味で聞くんですが、看護師さんの服装ってこっちと似た感じですか?白衣?それとも手術着みたいな感じでしょうか?看護師の役割も日本よりなのかなぁ。アメリカの看護師って医師よりの仕事をしますよね?




詩歌いの羊:


看護師さんの服装はその病院によって違いますよ。 私が入院していた所は青のストライプの入った(病院のロゴが胸に有る)ブラウスと紺のスカートを履いておられました。男の看護師さんも同じです。 後は役割によって微妙に制服が違うので、どういった役割の方なのか結構服装で直ぐに判ります。 あ、あと先生は私服です。日本の様に白衣を着ている先生って殆ど見ないですよ。 それは大きな違いだと思います。 あ、それと必ず名札をつけられているので、名前とかは直ぐに判りますよ。 


看護師さんの役割って細分化されている感じでした。血液の採血とかをする看護師さんとかも決まっているようで、採血用の器具とかを一式乗せたワゴンを引いている方が採血とか、点滴用の針を入れたりとかされて居ます。 血圧や体温を測る人も決まっていました。そうそう、私の入院中にも訓練中の看護師さんがいて、その方の制服も違ってましたねぇ。


後は、点滴とかの薬を使用する時、変える時、必ず看護師さん二人で二重の確認をします。その辺の管理とかは凄いと思いました。 後は引き継ぎが有る時(新しい担当の看護師さん)部屋で私の症状とかを見ながら私の目の前で説明して、私に間違いが無いか確認しながらやると言うことも経験しました。 これも海外ならではなのかなぁ 思いましたね。




朝樹:


へぇぇ 徹底していますね。私の居る病院でも二重のチェックはしますけど誰とのチェックでも良いんですよ。引き継ぎの人とチェックすれば間違いは減るでしょうね―




詩歌いの羊:


まあ、私の海外での初めての入院はこういった感じですが。読んでくださった方の助けに少しでも慣れたら良いなぁと思いました。 


朝樹さん対談お疲れ様でした~。

初の試みですので、又、機会が有ったら挑戦してみたいですねぇ。

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