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勇者は神様に頼んでギャルゲーの世界に転生しました  作者: 火村静
攻略ヒロイン二つ目 バカ後輩編(84057文字[空白・改行含む]
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半壊って何だ?

校舎が半壊したという事実に戸惑いを隠せないユーシャは

詳しい説明をラヴに追求した。

「え? え? どういうことだ?

何があった。まさかどこかの使徒がやってきたとか

何かのパクリをした三文小説みたいな展開じゃねえよな?」

「見ればわかるよ。っと、その前に【スキップ】が

戻ってきたことを確認するついでに『こう』してくれるかな?」

「あん?」

『荘厳とも言えた校舎は今やその面影がなく

焼け崩れていた。

悲惨の一言に尽きる有り様な上に、

重軽傷合わせて大勢の怪我人が運ばれ

入院を余儀なくさせられる意識不明の重篤患者もいたが

奇跡的に死者が出なかったことが唯一の救いだろう』

そう書かれたメモ用紙をラヴは渡してきた。

どういうことかと聞こうとしたが、

すでにラヴはどこかに電話をかけていて

こちらを聞く様子はなかった。

「まぁ、良いか」

【《スキップ》発動 →(略)】

この行動によって世界は確かに『そんな風に』変わった。

その変化にユーシャ自身は感じ取れないが

どうやらラヴにはそれが分かるようで携帯電話を

耳に当つ、もう片方の手で丸を作った。

「はい。ーーそうですね。ーーはい、そうです。

ーー分かりました。こちらも二人で向かいますので

申し訳ありませんが先に部屋の準備をしておいてください。

ーーはい。では失礼します」

そこでラヴが通話終了のボタンを押したことを確認した後、

ユーシャはラヴの膝の裏を軽く蹴って折りながら聞く。

「何の話をしてたんだ?」

「これから向かう職員会議の事だよ。ちょっと今回の問題は酷すぎてね。

星間戦争どころか妖怪・古代兵器・魔術・武術その他etc(エトセトラ)

1つの場にごちゃまぜにしたでたらめ大戦争が勃発しかねない。

頑張れば何とかなるだろうとは思うけれど、解決できなかった時は怖いね。

数個は種族がなくなりそうだ」

「へ~、そりゃ大変だ」

話半分に聞いて適当な答えを返すユーシャは

膝を曲げられて体を支えられないラヴを背後から受け止め、

【スキップ】で作った刺々しい椅子にエスコートしていく。

「他人事のように言うけれど、君も無関係じゃないんだよ。

賠償金とか慰謝料とか色々なもので君の学費として払う分のお金が無くなって

退学にだってなりかねないんだから」

「別に欲しけりゃくれてやってもいいんだが。どうせ【スキップ】で

金をつくればいいんだし」

「分かってるよ、君がそんなことをするくらい。だから、今僕らが頑張って

それをしないように頑張っているんだよ。

そんなことをされたら、『世界経済』のことまで考える羽目になっちゃうからね。

ところで、さっきから僕は何をされそうになっているのかな?」

「ん? 仕返し」

首を分厚いベルトで二重に巻いて背もたれに固定し、

手と足の裏に五寸釘を打ち付ける。

その頭に電源装置からひいた導線をくくりつける。

「少し前に見たんだが、感電死ってかなり失禁しやすいだってな」

「ああ。今回はそういう趣向か」

ユーシャは電源装置のつまみをONに倒す。

その瞬間、静電気ほどの電気が体に伝わり、ビクッと体が痙攣した。

しかし、そこから徐々に装置の出力が上がり、けいれんの揺れが大きくなる。

「じゃ、先行ってるから。装置壊れるまでそこにいろよ?」

「うヴヴヴヴヴンンンン。わあがっただだだだだバババババババーー」

現在の出力80mA、38V。軽く人が死ねるレベルになるまであとたった数秒。

糞尿の排泄物、汗涙鼻水などの粘液。人体から出されるすべての汁をまき散らし、

ラヴは人体の内部から壊されていく。

ついに目から煙を上げるようになったところでユーシャは

倉庫から出て、扉を閉めた。

その後のラヴがどうなったかは自分の体で試してみると良い。

もし、全身の血が沸騰する痛みと汚物と悪臭にまみれた遺体で

最期を迎えたいというのなら。

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