第五説 殺意の深層心理
前回のあらすじ
第一の修行は暗く、異臭を放つ部屋で精神統一をすることだった。五時間と言う長さは、彼の精神を強くしたかのように見えた。しかし、彼は終えると気を失い、ベベナーブの部屋に連れて行かれるのであった。
「……ん」
レイビは目を覚ますと、視界は霞んでいて、何が起きたか理解できていなかった。修行はどうなったのかが覚えていない。座った後、一切の記憶がない。
「起きましたか。ほぼ一日寝ていましたよ。朝食を取りましょうか」
ベベナーブが部屋に入ってくると朝食の催促をする。
「わかりました」
レイビは、朝食を取った。しかし食べても味がしない。かなり違和感がある。修行のせいなのだろうか。それをベベナーブに言うことはなかった。心配されると嫌だと考えたからである。
「では早速次の修行に入りましょうか」
ベベナーブに連れられるまま、闘技場に入った。
「これから、貴方様には武術を会得してもらいます。そのために、専用の教官をつけます。どうぞ来て下さい」
ベベナーブは別の扉を開けると、そこには一人の大男がいた。スキンヘッドでがっしりとした体持ちの男だ。
「彼の名前はグラン。この魔界でもズバ抜けた近接格闘を扱う者です」
「ど、どうも」
グランの気迫は凄まじく、レイビは引きながら挨拶をした。
「よろしく」
重圧のかかった声が部屋に響く。
「私はここで見ていますから、二人はそのまま始めてください」
「では、早速お前の構えを見せてもらうぞ」
「構え?」
「そうだ。近接戦闘で棒立ちなどするか? そんなやつは瞬殺される。さあ見せよ」
「わ、わかりました……こんな感じで良いですか?」
拳を握って胸の前にガードしながら構えた。グランは駄目だなと首を振り、
「腰が入っていない。棒立ちと何も変わらないぞ。それじゃ蹴りで倒される。いいか、こうやるんだ」
左足を前に出し、半身状態となる。そして腕を上げた。
「この半身が重要だ。当たる範囲を狭める事が出来る。そして腰を入れることにより動きやすくする。さあ真似てみろ」
「あの、俺左利きなんで左足を出すと右で打つことになるんですが」
「だったら右足でやれぃ!」
「ひっ!」
レイビはテンパってグチャグチャな構えになる。
「あー駄目だ駄目だ。なあベベナーブさん、本当に大丈夫なんすか」
「問題ありませんよ。精神統一は済ませてありますから。レイビ様、彼は口は悪いですが根は真面目です。貴方様は貴方様なりの受け答えをすれば良いのです」
「! わかりました師匠。俺頑張ります!」
フーッと息を吐き、構える。グランはほぅ、と言って頷いた。
「さすがに魔王様の息子と言ったところだな。見込みがあるぞ」
「どうも」
レイビは苦笑いしながら答えた。
「じゃあ大体のことはわかったから基礎鍛錬から行くぞ」
初めから武術を教えるわけではなかった。まずは筋肉をつけるという名目で重りを持ったり、運動をすることになった。体が貧弱ではできるものも出来んからな、とグランはガハハと笑いながら言っていた。
数日後、かなり筋肉をつけた彼はグランからあることを言い渡される。
「今日は俺と手合わせする」
「ようやくですか」
「ああそうだ。俺とお前の……本気の殺し合いだ」
「……え?」
グランは殺し合いと言った。冗談ではなさそうだ。彼の目は本気である。
「どちらかが死ぬまで続ける。当然だ。戦いなのだからな。俺はお前を殺す。死ねばそこまでだ。魔王様の息子などという立場など関係ない」
「そんな……師匠! どういうことなんですか!」
だが、ベベナーブは答えなかった。ただ黙り、睨み付けている。
「そんな……本当にやるんですか」
「行くぞ。勝負は待ってくれはしない!」
グランは思い切り彼の腹を殴った。
「グァッ‼︎⁉︎」
彼は吹き飛ばされ、地に伏せる。
「なんで……なんで殺し合わなきゃいけないんだ……」
痛みはなかった。興奮状態になったか、修行の成果なのか、天地人特有の体つきだからか、それはわからない。
「戦いは殺さなければ終わらない」
「ま、待ってくれ! 俺は殺すために戦うわけじゃない! こんなために修行するわけじゃないんだ!」
「はぁ?」
「俺は守るために戦うんだ! そのために強くなりたい! だから修行しているんだ! 決して殺すためなんかじゃない!」
「黙れェ! 守るために戦う? そんなもの、綺麗事だ! 戯言だ! 詭弁だ! 実際は殺さなければならない! 守るために戦った相手はどうなる! 話で解決出来るか! 殺さずに生かしてもまたそいつは守りたいものを殺しにかかってくる! 人の本質とは! 破壊だ! どう足掻いても変わりはしない! お前だってそうだ! 殺さないとまずいと考える時が来る! その時お前は止められるか? 無理だ! 断言してやる! だったらここで嫌という程わからせてやる! 俺の死でな! まあどうせ俺を殺すことなどできん! 死ぬのはお前だ! 生半可な覚悟である限りな!」
「ぅっ……」
レイビは、何も言い返せなかった。心当たりがあるからだ。ナハトが邪神にやられそうになった時、殺したいという気持ちになった。殺してでも守らなければならないと思ったからだ。だから、自分の言っていることは間違っていると。
「わかっている……わかっているさ……でも殺し合いなんてしたくないんだ……」
「まだ言うかァ‼︎」
グランの右の拳が頭に思い切り当たり脳を揺らす。頭蓋骨にヒビが入り、レイビはフラフラした。
「ふん、それだけやっても死にはしないんだろ。これだから天地人は嫌いなんだ」
「……」
突然、レイビの気配が消えた。体は確かにそこにあるのに、レイビという天地人はいない。
「こ、こいつ……⁉︎」
グランは身を引いた。恐怖を感じたからだ。この俺が恐怖だと、と自分に嫌悪感を覚える。
思考時間は一瞬だった。一瞬しか許されなかったのだ。
「あ……?」
彼の体は真っ二つになっていた。何が起きたのかわかっていない。レイビはいつの間にか彼の後ろにいて、彼の左手は手刀となっていてそこには血がどっぷりとついていた。
「うそ……だろ……」
あらゆる余地を許さないまま、グランは絶命した。
レイビの目は冷たかった。鋭く、光が宿っていない。
「ここまで来ましたか……」
ベベナーブは非情にも感心していた。グランの死などどうだって良いらしい。
「……はっ⁉︎」
レイビは元に戻ると現状を把握しようとする。グランが死んでいることがわかると、己の手を見て血の気が引いた。
「貴方様が、やったんですよ」
「嘘だ……」
「その手でバッサリとね」
「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ‼︎」
レイビは部屋を飛び出し、魔界から出て行こうとした。
「無駄ですよ……どうせここに帰ってくる。貴方様はもう、答えを見つけてしまった。これは武術の修行じゃありません。殺し合いの是非を問う修行です。そして答えを見つけた。殺さなければ守れないという答えを」
「俺が人を殺したなんて嘘だ‼︎」
デグラストルに戻ろうとしても足は覚束ない。故に転ぶ。すぐ立ち上がろうとしても足が動かない。自分自身が恐ろしくなっているのだ。
その時、野獣の咆哮が聞こえた。例の巨大な虎がまた近くにいるのだ。血の匂いに釣られてきたのだろう。
自分の身を守らなければ、だが、自分自身の身を守るためにあの虎をどうする。手懐けることなど不可能だろう。ならばどうする。逃げるか。逃げることもできない。足の速さは向こうのが速い。戦う以外に選択肢はないのだ。戦って、どうする。殺すか。痛めて撃退するか。いいや、撃退してもまた襲いかかって来るだろう。ではどうする。
「殺すしか……ない……もう俺は……帰れないんだ……」
涙を浮かべながら、虎に向かって叫んだ。来いよ! そう叫びながら。虎は彼に気付き、駆けてきた。
彼は、走ってきた虎の首根っこを押さえつけ、頭を強く打ち付けた。牙はもがれ、その牙で頭を貫いた。
「ククク……アハ……アハハハハハハハハ‼︎‼︎」
殺す快感を覚えてしまった。もう、彼は元には戻らないだろう。
これが、現実ならば。
「ハァッ⁉︎」
ハァハァと息を漏らしながらガバッと体を起こした。頭がボーッとする。
「夢……?」
今まで見ていたものは全て夢だったのだろうか。彼はまだわからない。そもそもここが夢の世界なのではと疑うまでだ。
「ようやく起きましたか……心配しましたよ。何せ三日も寝ていましたからね。あの修行は相当精神に来るものでしたか?」
「ああ……当たり前だ。もうあんたを師匠と呼ぶわけにはいかねえ」
「……? 何を言っているんです?」
「あんたは俺に人殺しをさせた」
「ハッハッハッ、どうやら夢の世界の私は穏やかではない人物だったようですね」
「何言ってるんだ」
「まだ貴方様はあの部屋の修行しかやっていませんよ。今までに起きていたことは私にはわかりませんが、全て夢ですよ」
「いいや、確信できない。グランという武術担当がいたはずだ」
「グラン? 確かにこれから貴方には武術の修行をしますし、グランは貴方の担当ですよ」
「グランは死んだ。俺のせいで」
「まあまあ、落ち着きなさいな。まずは食事を取りましょう。その時にグランも来てもらいますよ」
「本当にあれは夢だったのか……?」
彼はますます混乱していた。しかし、疑い続けても何も変わらないので彼に付いていくことにした。
食事が出されると、迷わず一口食べる。味がしたのだ。夢では味がしなかったから、その確認をしたかったのだ。よってあれは夢であった可能性は強くなる。
やがてグランがやってきた。夢とは少し違ったが、やはり大男である。
「やあ、どうも。話は聞いたよ。何やら俺がお前さんに殺されたようで。全く、物騒な話だ」
「……本当にグランなのか」
「そうだよ。嘘をつく必要なんてあるかね」
「いいや、まだ確証出来ていないからな。ベベナーブとお前……だけじゃない。魔界全てが俺を欺いているかもしれないからな」
「はぁ……ちょっと、歯ァ食いしばれ」
「なっ……⁉︎」
グランの重い拳が左頬に当たる。情けない声を上げて倒れた。
「目は覚めたか?」
「っ……痛い……」
殴られたのだから当たり前だ。これでようやく彼は夢ではないと確信した。あの時痛くなかったのは興奮だとか、そういうものではない。単純に夢でしかないからだ。
「どうだ? もう一発いってやってもいいんだぞ」
「もう良いでしょう」
グランが再び拳を構えると、ベベナーブが制止した。先程までベベナーブは図書館にいて、今戻ってきたのである。
「貴方様が見た夢の正体がわかりました。私はてっきり魔界の瘴気に当てられたのかと思っていましたが、どうやら違うようです。おそらく暗黒神によるもの」
「暗黒神?」
「ええ。暗黒神とはかつて天地の勇者の一人に憑いていた神のことです。邪神とは別のね。それが貴方様に憑いているのですよ」
「暗黒神が俺の中に……」
「それがあの夢を見させた。暗黒神の力は簡単に言えば黒き力。今までに何か違和感はありませんでしたか?」
「……ある。この修行を始めるきっかけとなった邪神との戦いで俺は気を失う中、黒い鎧を着ていた。……それが暗黒神の力というわけなのか」
「恐らく。そして何故貴方様にあの夢を見せたのか。全て推測ですが、人を殺す覚悟をさせたかったのでしょう。貴方様は戦う覚悟は出来ている。しかし、殺す殺される覚悟は持ち合わせてないと考えました。そこで暗黒神はあの夢を見せたわけです」
「成る程な……全ては俺の中のこいつがそうさせたのか」
「推測ですがね。今は暗黒神の意のままに操られるかもしれません。ですが、いずれ対等になれるとしたら、あの力を扱えるわけです」
「あの力……黒い鎧か」
「えぇ。そのためにも、もっと修行を頑張らねばなりませんね」
「……すみませんでした」
唐突にレイビは頭を下げ、ベベナーブに謝った。
「何がです?」
「師匠を疑ったことです……」
「気にしませんよ。誰だって悪夢を見たら不安になりますから」
「そう、ですか」
「あー……もうお喋りはいいか?」
ずっと黙って話を聞いていたグランだったが痺れを切らしたようで、横槍を入れてきた。ベベナーブはもう良いですよと言い、彼を部屋に返した。
「また、明日から修行が再開します。良いですね?」
「はい、俺頑張ります」
今日は安息の日だった。だが、今後はそう簡単には休めないだろう。レイビは、ゆっくりと一段階良くなった部屋で休んでいた。
次の日、朝の五時ぐらいだ。部屋が下品なノックで響く。眠たい彼は目を細めながら扉を開けた。
「おう、起きたか。早速だが朝のランニングに付き合ってもらうぞ」
「……へ?」
現れたのはグランだ。もう、修行は開始している。
「これから一年間は俺が担当する。その日課として五時はランニングだ。規則正しく生活すれば何の苦にもならない。さぁやるぞ。今やるぞ」
「は、はい……」
レイビは急いで着替え、彼の後を追った。
一時間のランニングを終えると、レイビはゼェゼェと言っていた。無理もない。朝食はまだなわけで、エネルギーの補給が出来ていないからだ。
「ま、明日からはちゃんと朝食取ってからだな。つまり四時には起きていろ」
「わかりました……ハァ……」
「返事はハイだけでいい」
「は、はい!」
ようやく朝食を取り、三十分の休憩を取ると、素振りの練習が始まった。
「基礎鍛錬を半年行う。数日やそこらで身に付くと思うな。超回復も利用する。だからこそ時間が掛かる」
「はい!」
夢とは全然違ったメニューで、彼はどこか安心していた。確かに、数日で筋肉が付くとは現実味を帯びていない。もう彼の頭からはあの夢は離れかけている。
「予め言っておくが、最終試練もとい最終試験は俺との張り手対決だ。先に倒れた方が負け。純然なる近接対決だ。いいな」
グランは徹底的にレイビを鍛え上げた。レイビもまた彼の期待に応えた。この半年間、規則正しい生活を送ることで彼は見違えるほどになった。
これにはベベナーブも感心しており、基礎鍛錬の全項目が終了した際にはご馳走を用意したまでだ。
「さぁ次の半年は応用だ」
武術に入った。構えや打ち方、効率的な拳の入れ方、などなどとグランの持てる知識をレイビに叩き込む。
これもまた半年が過ぎる。時というのはあっという間に過ぎて行く。
「よぉし、いよいよ最終試練だ」
グランはシャツを脱ぎ、上半身裸となった。お前も脱げと言われ、レイビもまた同じことをする。
「良い面構えと筋肉になったな。さて、どちらが先に床に尻もちをつくか勝負だ」
「……行きますよ」
二人は激しい打ち合いをした。グランの張り手は一つ一つ弾丸のごとく鋭く、的確な強さだ。だがこの一年間、修行を怠らずにやり遂げたレイビはビクともしない。レイビの張り手もまたグランと同じくらいだった。たった一年だ。たった一年で積年のグランと同格なのだ。グランは感心したが、それだけでなく苛つきも感じていた。故に彼は本気を出す。
「っ……!」
少し揺れたレイビをグランは目逃さず追撃する。
「どうした! そんな程度では俺には勝てんぞ!」
「この……! 負けてたまるものか‼︎」
一度、後ろへ下がったと思えば、足をバネのように使い、突撃した。左手に体重を乗っけることで最大限の力を放つ。
「何……!」
その張り手は、尋常ならざるものだった。当たったグランは吹き飛ばされ、仰向けに倒れた。
「まさか、負けるとはな」
グランは下品に笑い、合格だと伝えた。
「……ありがとうございます」
グランの手を取り、起こすとレイビは頭を下げた。
「何頭下げてんだ王様。あんたは俺より上なんだから下げる必要なんざねえよ」
「そうですかね」
「お前が良いなら良いけどなぁ。ま、ともかくこれで俺はお役御免だ。次の修行場に向かえ。そこにベベナーブと次の担当がいる」
「わかりました。一年間お世話になりました」
レイビはその場を離れた。グランは溜息を付き、久々に動いて疲れたと独り言をぼやいていた。そして、やべ、場所言い忘れてたと言って頭を掻いていた。
「って、次はどこかわかんねえな」
「そう思って迎えに来ましたよ」
「師匠、来てくれたんですか」
「グランのことですし、恐らく説明不足になると考えたので。それはともかく二つ目の修行、お疲れ様です。今日は、三つ目は説明だけなのでそんな肩に力を入れなくて結構ですよ」
ベベナーブの後を付いて行くと、綺麗な道場が現れた。今までと違っている。
「ここの主は綺麗好きでしてね。必要ないところまで掃除していますよ。貴方様も掃除させられるのではないでしょうか」
「は、はあ」
「まずは中に入らないと何も始まりませんし、行きましょうか」
扉を開けると、一人の女が正座していた。目を閉じ、瞑想している。
「彼女がイーリス。貴方様の剣術担当でございます。もうすぐ瞑想が終わりますのでそれまで辛抱を」
十分くらい経つと、イーリスは目を開けた。そして立ち、挨拶をした。
「私がイーリスだ。君がレイビか。よろしく頼む」
「彼女は二十くらいに見えますが、あれでも百歳は超えており、私よりもずっと年上です。気を付けた方がいいですよ」
と、ベベナーブはレイビの耳元で囁いたが、イーリスにはバレバレなようで、
「おい、デリケートな事を言うんじゃない。気持ちはいつでも若い。女ってのはいつまでも若くありたいものだ」
「では、その口調から直した方が宜しいのでは」
「ああ⁉︎」
彼女は物凄い気迫を見せた。ベベナーブは萎縮し謝った。
「も、申し訳ありません」
ベベナーブがここまでなるとは、恐ろしい女なのかもしれないとレイビは戦慄した。
「あ、あはは……」
苦笑いをしているとイーリスがレイビの方を向き、笑ってんじゃないと怒号をあげた。
「折角愛想良く振りまいてやろうと思っていたが気が変わった! 徹底的に扱いてやる。おいベベナーブ。お前もやるんだぞ」
「えぇ……私もですか……」
当たり前だ、と彼女は言い、木剣を二つ取った。一方をベベナーブに手渡し、試合をするぞと言い渡す。
「ハァ……」
「行くぞ!」
師匠の勝負が観れる、とわくわくしていたレイビであったが、勝負は一瞬だった。ベベナーブの木剣は粉々に砕け、背後に回り、剣を向けていた。おかげでレイビは青ざめている。
「弛んでいるな。あの時見せた強さはどうした。今のままではお前は死ぬ。よって再び私が指導することが確定した」
「仕方ありませんね……」
こうして、レイビだけでなくベベナーブもまた修行を行うこととなったのであった。
イーリスはニヤリと笑い、明日六時にここに集合と言い、今日は解散した。
次回予告
第二の修行は剣術だった。ようやく剣を使えることを俺は嬉しかった。しかし、その担当は百歳を超えるお婆さんで、かなり性格がきつい。見た目はナハトとそんなにかわらないのにな。師匠も同じ事をさせられる羽目になってしまった。イーリス、彼女はどれだけ強いのかを理解してしまった俺はひたすら修行に明け暮れるのであった。
次回、DARKNESS LEGEND 第六説 天上天下唯我独尊の女
俺を舐めてもらっては困る。