~一話の⑤~
「それより、生徒会の仕事は?」
「ん?」
「だから、生徒会の仕事は?」
「あ、ええええええええ~~~!!!」
「まったく忘れていたんですか?生徒会長?」
忘れていました。はい、すいません。副か…いえ、実流ちゃんが語ってるの聞いてたら忘れました。ごめんなさい。
「はい、仕事です!!」
といって副会長はドスンという音とともに大量のプリントを机の上に置いた。
「ええ…こ、これ全部??」
「はい、もちろんです!!終わんないと帰らせませんよ~!」
「あ、え、はいぃぃぃ~~…」
やっと終わった…。地獄のようだった…。
それは長い戦いだった。生徒会の仕事が何もわからない、しかも一般庶民の僕には理解するのに時間がかかってしまった。まったく、どういうことだ!何であんなにめんどくさいんだ!!
「あれ?そういえば…」
生徒会長ってどうしたんだっけ?あれからどこにも会えずにいた。
「あったほうが…いいよね!?」
僕はふと思った。するとそこにナイスなタイミングで、生徒会長がいた。
「あっ!生徒会ty…!!」
突然生徒会長にひっぱられた。
「なに!?いたいよ~!」
「しぃ~!」
といって生徒会長は僕を図書室に連れて行った。